- 2020.06.16
- ご自宅での白髪染めについて
結局1番コスパのいい白髪染めはセルフ?それとも美容室?
「白髪染め 安い」というキーワードで検索すると、
- 白髪染めが安くできる美容室
- 白髪染め専門店
- 市販の安い白髪染め
- 安い白髪染めを販売しているショップ
たくさんの検索結果が表示されます。
気になる白髪のお悩みを解消するために続ける白髪染めです。できれば安く白髪染めができたら嬉しいですよね。
そこで問題となるのが『白髪はキレイに染めたいけど、できる限り安く済ませたい』というご希望を叶えるのに、選択肢は大きく分けて2つしかありません。
- 美容室でキレイに白髪染めしてもらうか
- 市販の白髪染めで自分で安く染めるか
この2つ、どちらがコスパも良くて仕上がりもキレイになるのか?
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コスパが良いのはセルフカラー。でもキレイに仕上がるのは美容室。
これは間違いありません。
白髪を染めるだけなら金額的には市販の白髪染めヘアカラー剤で、ご自宅でのセルフカラーがコスパ最強です。
市販の白髪染めにも色々ありますが、多くは1,000円以下で購入できるものばかりです。探せば500円前後でも見つかりますから。
単純に白髪染めヘアカラー剤のことだけで考えれば、1,000円も掛からずに白髪を染めることができます。
安いです。当然ですが、美容室では実現不可能な価格となります。
安く白髪染めできる美容室でも1,000〜2,000円は掛かります。
コスパで考えればセルフカラーでの白髪染めは、美容室でやるより断然お得ではあります。
しかし、仕上がりに関しては美容室の白髪染めには勝てません。
確かに上手にセルフカラーする方もいますが、全く塗り残しも塗りムラもないという方は見たことがありません。
コスパ重視の白髪染めはご自宅で染めるのが1番です。
とにかく安く。仕上がりのクオリティーより何より安く。これがご希望の方は頑張ってご自宅で白髪染めするのが良いでしょう。
しかし、20年以上美容師をしてきて思うのですが、最終的には美容室でも定期的に白髪染めをしてもコスパは悪くないとも考えています。
白髪染めで失敗することで余計にコストがかかる場合もある
セルフでの白髪染めにはいろいろと問題もあるわけです。
目先のコスパを重視した結果、あとで余計にお金が掛かるだけでなく時間も労力も掛かることもあるのです。
いくつか事例を紹介します。
色ムラが出て美容室で染め直す場合
どんなタイプの白髪染めを使うかにもよりますが、セルフカラーでは仕上がりに色ムラが出てしまうことも多いです。
1度目の失敗だけで美容室で1度で直せる状態ならまだいいのですが、色ムラを直すためにさらにセルフカラーをしてムラのある仕上がりになってしまった時です。
美容室でも1度でキレイに直せるとは限りません。
たまにあります。
「うまく染まらなかったから、続けて2〜3回自宅で染めました」という状態。
当日の施術だけでは直せないことも多いです。
そのため、2〜3回はご来店していただくこととなります。また、繰り返しのセルフカラーでダメージも目立っているのに、キレイに直すためにはさらなるダメージが出ることも避けれなかったりします。
どのようにして色ムラを直していくのかにもよりますが、1度でキレイに染め直せたらラッキーと考えておいた方がいいです。
暗くなりすぎて美容室で明るく染め直す場合
これはよくあります。1番起きやすい失敗といえます。
なぜ起きやすい失敗かというと『ご希望の仕上がりにするための白髪染めヘアカラー剤の選択が難しい』という理由からです。
白髪染め(ヘアカラー)と毛髪の知識を持たない方が、適切なヘアカラー剤を選択することはできません。
ご希望の仕上がりにするためには、髪の状態、白髪の生えている場所や量も考えなくてはなりません。
そのため、
- 白髪をしっかりと染めようと考えて暗めの白髪染めを選んで暗くなりすぎてしまう失敗
- うまく染まらず続けて染めた結果として暗くなってしまう失敗
- 明るくできないタイプの白髪染めで暗くなってしまう失敗
などの状態となることが多いです。
白髪染めで暗くなりすぎた髪を明るく染め直すのは簡単ではありません。
それこそ1度の施術で直せる状態の方はほぼいません。最悪の場合『切るしかない』という選択肢しかないことも。
【暗い髪を明るく染め直したい方へ】
頻繁にセルフカラーした結果、髪も頭皮もボロボロ…
「色ムラ、暗すぎ」の失敗プラス「髪と頭皮のダメージ」という状態になってしまう場合もあります。
どのタイプの白髪染めを使うかで違いますが、市販されている多くの白髪染めは髪と頭皮への負担がゼロではありません。
正しい知識を持たずにセルフカラーし続けた結果、
- 髪の損傷が激しい
- 頭皮の酸化が目立つ
- 抜け毛・切れ毛・薄毛の症状
などの状態となってしまうことも多いのです。
頭皮(お肌)は髪と違って生きた細胞なので、適切なケアをして時間が経てば正常に戻りやすいですが、髪は元に戻ることはありません。
髪はトリートメントなどで外部から補修することで、質感を良くしたりダメージの進行を防ぐことはできます。あくまで補修で修復ではありません。
髪と頭皮の健康状態については、どうしてもご自身で判断できない部分も多く、気付けていない方が多いです。
髪は扱いづらくなったりするのでまだ気付けますが、頭皮は余程のことがない限りは確認もしないので気付けません。それに確認しても判断できる知識がないということもあります。
とにかく、あまりにもダメージが進んでしまうと、元に戻すまでに長い時間と労力、お金も掛かることになるかもしれません。
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先々のことも考えて白髪染めをすることがコスパにつながることもある
自宅での白髪染めを失敗せずにコスパ良く続ける秘訣は、美容室にも定期的に通うことです。
セルフカラーだけを続けるのではなく、例えば3〜4回に1回は美容室で白髪染めをお願いして、髪と頭皮の状態を見てもらう。自宅での白髪染めの仕方について相談してみるということが大切です。
「安く済むから市販の白髪染めを使う」という考えを否定はしません。
正しい知識を持って適切に使用すれば、仕上がりはイマイチかもしれませんが、1度の使用で大きな問題になることは少ないですから。
※但し、人生ではじめてのヘアカラー(白髪染め)の方は、最初は必ず美容室で相談してからにしてください。
この時、利用する美容室は【安い白髪染め専門店】を選ばずに、信頼できる美容室(美容師)にするべきです。
「いやっ、セルフで充分!」という方は、当サイト(白髪染メディア)で正しい知識を身に付けて、ケアも忘れずにしてください。
【セルフカラーで白髪染めする方へ】
必ず知っておいてほしいことがあるのでご覧ください。
ご自宅でもできないわけではありませんが、失敗せずによりキレイに白髪染めするための参考にしてください。