気になる20代〜30代の白髪の量や割合は?多い?少ない?

「白髪は何歳から生えてくるものですか?」「白髪になりやすい人とかってありますか?」

たまに聞かれます。

結論から言って、

  • 何歳からでも生えてくる可能性はある
  • 白髪になる人はなる。いづれはなる人の方が多い

20代30代の若さで白髪が目立ってくると、誰しもすごく気になるものです。

僕は、白髪の医学的な研究者とかではなく美容師なので、科学的根拠があるわけではありません。これまでの仕事の中で、白髪でお悩みのお客様を数多く見てきた経験からの僕個人の考えです。

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白髪でお悩みの方にとって、悩みを解消する記事ではないかもしれませんが、

  • 白髪は何歳から生えてくるのか?
  • 20代〜30代の白髪の量や割合は?

ちょっと考えを紹介します。

40〜50代の方はこちらも参考にしてください。

『40代〜50代の白髪の量や割合は?もうみんな白髪染め?』

白髪は何歳から生えてくるのか?

先ほども書きましたが、可能性としては年齢に関係なく生えてくることがあります。

小さなお子さん(未就学児)でも数本の白髪が生えているのを見たことがあります(乳児ではまだ見たことはありません)

小学校、中学校、高校・・・学生時代にも白髪の生えている子はいました。

お客様の中にも、10代の時からすでに白髪があって黒染めをしていたという方もいます。

白髪は年齢に関係なく生えてくることもある

白髪の大きな原因の1つとして老化現象があります。

しかし、年齢に関係なく生えてくる白髪もあるので、必ずしも老化によるものだけで白髪になるとも言い切れないのです。

ただ、僕が見てきて感じるのは、やはり年齢が上がれば上がるほど白髪の発生率が高いのは間違いないという考えです。

白髪になる原因としては、遺伝や他要因も考えられるので基本的には個人差があり、絶対というものがありません。

僕が見てきた様々な年代のお客様からわかることしか紹介できませんが、年代別に感じる範囲で紹介します。

20代の白髪の量や増えるスピード

このお客様は、まだ20代前半です。年齢で考えるとかなり白髪は多い方です。白髪率20%以上です。

聞くと、ご両親も白髪が多く若い頃から白髪があったそうです。

こちらのお客様に出会った時は、すでに白髪も多く、年々増えていくのは感じていました。

この方の場合、老化より遺伝的な要素が白髪の原因となってるのかと思います。

なぜなら、今まで数多くの20代のお客様を見てきていますが、20代前半で白髪の量がここまで多い方は希でしたので。

20代の方の白髪の増えるスピードは遅いです。20代前半は白髪がない方が多く、20代後半になってくると数本白髪を目にする方が増えてきます。

20代前半の白髪の量は少ない

先に書いたお客様は、たぶん遺伝的要素が強く白髪が多い方でしたが、1番の原因と考えられる老化による白髪で考えると、20代前半は白髪がない方が圧倒的に多いです。

白髪があっても本当に数本、数えられる程度であることさえ気付かないくらいです。

白髪率で表すこともないくらいです。ほぼ全て黒髪。白髪はあっても10本未満という方がほとんど。

白髪があっても老化というより、遺伝やストレスによるものかもしれません。

白髪を1本2本見つけても、急に増えていくということはあまりないと思います。

20代後半の白髪の量はまだまだ少ない

20代後半は老化現象でいうと白髪が生え始める頃のように思います。28、29歳あたりからご自身で1本2本ほど白髪を見つける方、ご本人は気付いていないけど美容師が施術中に見つけてしまうということも。

数でいったら少ないですが、白髪を見つけ始める年齢のように思います。

老化による細胞の衰えが25歳くらいから緩やかに始まると言われていることから考えても、20代後半から白髪を見つけ始める方がいるのもうなづけます。

とはいえ、まだまだ白髪の量は全然少ないです。20代前半と大差なく、目立つようなこともそんなにありません。

生えている場所などにもよりますが、まだ白髪染めをする必要もない方が多いと感じます。

20代後半の白髪の割合は、白髪率0.1%未満の方が多いです。白髪が多めだなと感じる方でも1%未満のように思います。

「0.1?1%?それってどのくらい?」と思うでしょう。髪の毛は約10万本あるので「1%は1,000本」「0.1%は100本」となります。

下の画像は、黒髪に対しての白髪率を表す毛束です。
0%は白髪がない黒髪だけで、そこから10、20、30…100%白髪となります。

10%以下の毛束がないので、この10%を目安に考えてください。この毛束の’10分の1’くらいの白髪の量となります。

「1%で1,000本」「0.1%未満で100本未満」すごく多く感じるかと思いますが、10万本ある髪全体で見ると白髪100本未満はまだ少ない方といえます。

20代のお客様を見てきて感じることは、多い方で1%くらい。老化現象ということで考えると、白髪は少なく0.1%(100本)未満の方が多いように思います。

【みんなが知りたい白髪染めのこと】
白髪や白髪染めでよくある質問から知りたいことを見つけやすく

30代の白髪の量や増えるスピード

30代は、おしゃれ染め(ファッションカラー)から白髪染めに移行し始める方が徐々にですが出てきます。

20代の時は、おしゃれ染め(ファッションカラー)で「したい髪色」にしていたけど、白髪が気になり始めて「もう白髪染めの方がいいのかな…」と迷いはじめます。

確かに、30代に入ると白髪が全く無い。1本も見当たらないという方は減ってきます。1本2本くらいは生えてきていてもおかしくないと感じています。

髪だけでなくお肌もそうですが、見た目の衰えを感じ始めるのが30代なのかもしれません。

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30代前半の白髪の割合は?

僕が担当している(してきた)お客様全体で考えても、白髪はまだまだ少ない方が多いと感じます。

もちろん、個人差ありますがまだ白髪染めでなくてもいいのにな…と感じる方も多いです。

生えている場所にもよりますが、白髪染めでしっかり染める(暗くする)ことはせず、おしゃれ染めを継続していき、「どうしても気になる」「ちょっと目立ってきた」「我慢できない」となってから、改めて白髪染めに移行するか考えてもいいかなと思うお客様も多いです。

そのくらい、まだまだ白髪は少ないと思うのが30代前半かと感じています。

白髪の割合は、全体の5%未満の方が多く、実感としては1%くらいかと思います。

30代後半の白髪の割合は?

30代後半は微妙なラインに思えます。

20代後半の時と比べるとだいぶ増えている方、増えてはいるがまだ緩やかな方。

髪全体で見るとそこまで白髪は多くはないけど、分け目、お顔周りの生え際などに目立ってくる方も多く、白髪染めに完全に切り替える方も増えてきます。

とはいえ「白髪染め」という響きからくるイメージのせいか、まだまだおしゃれ染め(ファッションカラー)のようにヘアカラーを楽しみたいという方が多いです。

白髪が一気に増えていく方、緩やかに増えていく方と分かれるのが30代後半、40歳前後のように感じます。

30代後半の白髪の割合は、10〜20%いかないくらいの方が多いように思えます。

白髪率10〜20%は数字的には小さいですが、髪全体で見るとそれなりに目立ってくる量です。

20〜30代の白髪の量は個人差が目立つ

一般的に考えてみても、加齢に伴い白髪が増えていくのはわかるかと思います。

それなので、20代の方の多くはまだまだ気にするほどの白髪はありません。

特に20代前半では、老化による白髪は無いことがほとんどかと。周りの同世代より白髪が多いという場合は、遺伝的な要因が強いと考えています。

20代後半に入っていくと、白髪を見つけてしまう方も多いですが、まだまだ白髪染めをする必要がない方がほとんどです。

30歳前後で白髪が生え始め、30代後半に向かって徐々に増えていくという方が多いように感じています。

30代半ばですでに白髪がそれなりに多い方は、10代や20代から白髪があったということを聞きます。

20〜30代の白髪の量は、全体的にはまだ少く、多い方はもっと若い時から白髪がある。ということから、かなり個人差が出る年代のように思えます。

今から少しづつでも生活習慣を見直したり、頭皮ケアをはじめるなどして、白髪を増やさないような努力も大切と考えます。


ここでは、20代30代は白髪が少ないということを書いていますが「少ないから気にする必要はない」と伝えているわけではありません。逆の「少くても白髪があることは気にした方がいい」と伝えているわけでもありません。

感じ方にも個人差ありますので、白髪1本でもすごく気になる方もいますし、2〜3本くらい全然気にならないという方もいます。

いくつになっても気になるのが白髪ですので、20〜30代という若さで白髪があれば気になるのも当然かと思います。

ただ、白髪が生えてきたら抜き続けるということはお勧めできません。「1〜3本くらいだからいいや」と思わずにです。
(とはいえ、はじめは抜いてしまう方が多いです)

白髪を抜かない方がいい理由も知っておいてください。
『白髪を抜くのは間違い!後悔する前にリスクと対処法を紹介』

黒髪に対して「白髪の多い少ない」を表す【白髪率の解説】もしています。

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