【グレイヘアとは?】白髪染めをやめたい方に知っておいて欲しいこと

「グレイヘア」白髪でお悩みの方は聞いたことがあるという方は多いかもしれません。

白髪染めを定期的にしているけど「もう白髪を染めるのをやめてグレイヘアにしていこうかな〜」と考えている方もいるでしょう。

今回はそんなグレイヘアに興味があり、白髪染めをしている方に知っておいて欲しいことをまとめて紹介します。

  • グレイヘアのイメージ
  • グレイヘアにとって大切なこと
  • グレイヘアへの移行の仕方のポイント

などを知っておくことが『グレイヘアを目指す第一歩』です。

グレイヘアを目指しているお客様のヘアカラーも紹介します。

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グレイヘアとは?

グレイヘアとは、白髪があっても白髪染めなどのヘアカラーをせずに、地毛の白髪を生かした雰囲気あるヘアスタイルのことです。

ここで注意して欲しいことが『ただ白髪染めをしないことがグレイヘアではない』ということです。

白髪があってもグレイヘアと呼べる雰囲気が出ない場合もあります。

グレイヘアは白髪の量が大きく関係してきます

白髪の量が少ないうちは「グレイ」の雰囲気が出づらいのです。

グレイという色は「灰色=gray」です。

真っ黒でもなければ真っ白でもない色。黒と白の中間にあるのがグレイ(灰色)です。

ここでグレイヘアの特徴である雰囲気が出るのには【白髪の量】が関係してきます。

白髪が少ないうちはグレイヘアの雰囲気が出づらいのです。

白髪染めをしているお客様から「グレイヘアにできる?」「もうグレイヘアにしちゃおうかな」という声を聞くことがあります。

しかし、実際このグレイヘアの雰囲気が出る白髪の量と生え方の方は少ないです。

黒髪より白髪の量が多い方がグレイヘアにはお勧め

白髪と黒髪の割合で言えば、最低でも白髪率50%以上であることがグレイヘアには好ましいと思います。
(→白髪の割合を表す白髪率とは?)

白髪率

上の白髪率で見た時に「グレイ」を感じ始めるのはどのくらいですか?やはり白髪の量がある程度多くないとグレイヘアの雰囲気は出づらいと言えます。

グレイヘアと感じるのはどっち?

比較してみるとよくわかるのですが、白髪率30%ではグレイと呼べる雰囲気は出ません。

とはいえ、定期的な白髪染めをしている40代後半〜50代前半の方の白髪率は30〜40%くらいの方が多いように感じます。

40代50代でグレイヘアを目指すには「白髪がかなり多い」という方でないとまだ難しいかもしれません。

白髪の生え方にもよりますが、黒髪の割合が多いとどうしてもグレイヘアという印象より「白髪!」という印象が強くなりやすいです。

黒髪がたくさんある中の白髪はとても目立ちますので。

グレイヘアはオシャレなのか?

グレイヘア

どう思いますか?

皆さんが雑誌などのメディアで見るようなグレイヘアの方は、ありのままの自然体で雰囲気あってオシャレに感じますよね?

ここで大切なことは、グレイヘアだからオシャレになるというわけではないということです。

グレイヘアでオシャレな雰囲気を出すにはトータルでの演出も必要となります。

ファッションと清潔感が大事

白髪染めをせずにそのままでいればグレイヘアにはなります。しかし、言葉としては良くないかもしれませんがグレイヘアは言ってしまえば白髪頭です。

そもそもなぜ白髪染めをしているかというと、

  • 老けて見られたくない
  • 疲れて見える
  • なんか清潔感がない…

など、伸びっぱなしの白髪に良いイメージがないから、白髪が気になって白髪染めをしているわけです。

そのヘアカラーをせずにありのままの白髪でいるということは、この悪いイメージになるともいえるのです。

『自然体』ステキなことではありますが、グレイヘアにはファッション(洋服)やヘアスタイルの清潔感があっての雰囲気だと思います。

グレイヘアにするなら、洋服にも気を使い定期的なヘアカットも大切です。自然体を演出する必要もあるということです。

ファッションにも気を使わない、ヘアスタイルにも拘らない「白髪染めが面倒だから…」というのは、グレイヘアにしているというのとは違って、ただの不精と思われてしまうかもしれません。

一歩間違えば「自然体」と「不精」は紙一重とも言えます。

ここは考え方もありますし、優先順位も人それぞれですので「絶対」というわけではありませんし、白髪染めをやめることを否定しているわけでもありません。

グレイヘアが似合う年代

グレイがステキな年代

20代〜80代まで幅広い年代の白髪染めのお客様を担当していて思いますが、グレイヘアがしっくりくる年代がやっぱりあると感じます。

最低でも60代以上の方でないとしっくりきません。あくまで僕の主観ではありますが。

理想は60代後半からが雰囲気も出てきてグレイヘアが似合うように感じます。

「おばあさんだけどおばあさんに見られたくない」

というようなことを定期的に白髪染めしている70代のお客様に言われたことがあります。

「白髪=おばあさん」

これが一般的な白髪のイメージだと言えるのではないでしょうか?

もうおばあさんなんだけど、白髪を染めてないと本当におばあさんに見えてしまう…これが好ましくないというわけです。

確かに、白髪染めをやめた80代のお客様は、完全に白髪になって「おばあちゃん」というイメージを強く感じます。

白髪を染めていた時もおばあちゃんだけど、イメージとしては「まだお若い」ともいえる感じはしていました。

イメージとは人に与える印象です。

白髪の持つ印象が一般的に「おばあさん」というイメージなんですね。

それなので、70代以上の方がグレイヘアにするのは違和感なくしっくりくるわけです。

逆に40代50代の方がグレイヘアにすると、おばあさんじゃないのにおばあさんに見えなくもない。というような印象になるかもしれません。

白髪があると老けて見えるということから、実年齢よりも上に見られることが多くなると思われます。

グレイヘアはその人の「信念」のようなものを感じます。

白髪のまま自然体でいるというのは『他人からどう見られるか?』という他者の目を気にすることなく、自分の信念の表れなのかと思っています。

  • 白髪が生えてきて気になるから白髪染めする
  • 白髪があろうがなかろうがヘアカラーを楽しみたい
  • 白髪も自分の個性として受け入れる
  • 白髪がある方が自分に似合う

白髪染めする方、グレイヘアの方、それぞれの自由な考え方や好みで何ら問題はないと思っています。

ただオシャレなグレイヘアにするなら、ヘアだけでなく洋服やメイクも含めたトータルバランスは意識することをお勧めします。

実際、グレイヘアにする人はどれくらいいるのか?

確かな数字はわかりませんが少ないと思います。

白髪染めをしてきたお客様の中でも実際にグレイヘアにする方は、ほとんどいません。
(今後はわかりませんが)

グレイヘアに、

  • 興味はある
  • すごく興味がある
  • 興味はあるがしようとは思わない
  • 全然良いと思えない

白髪染めをしているお客様の話を聞いているといろいろですが、実際にチャレンジしたいという方は本当に少ないです。

理由は様々ですが、

  • 洋服とか合わなくなりそう…
  • メイクとかどうしたらいいのか…
  • おばあちゃんにしか見えない…
  • 汚く見えそう…

ということを聞きます。

それ以外にも1番問題となるのが、完全にグレイヘアになるまでの移行期間をどうするか?という問題です。

白髪染めをしていてグレイヘアにすることを考えている方へ

それなりに我慢が必要となります。

キレイなグレイヘアになるまでに、

グレイヘアへの移行期間の状態
  • 今まで白髪染めしてきた部分
  • 新しく伸びてくる白髪
  • 新しく伸びてくる黒髪(黒髪があれば)

この3つの髪色が混在した状態が続きます。

「今まで白髪染めしてきた部分」をバッサリとカットで無くせるのであれば、すぐにグレイヘアにすることができます。

しかし、新しく伸びてきた白髪が2〜3㎝しかない状態では、この方法では男性のようなベリーショートにしかできません。
(ヘアスタイルの好みにもよります)

正直、女性のお客様には現実的な手段とは言えません。

そのため、白髪染めをせずに徐々に染まっている毛先を切っていくことになるので、ヘアスタイルによりますが時間(年月)が必要となります。

この移行期間が白髪を気にして白髪染めしていた方からすると、結構堪え難い状態と感じるのではないでしょうか。

慣れなのかもしれませんが相当なストレスかと思われます。

とはいえ、ただ白髪染めせずに我慢して伸ばしていくのは、美容師としてもオススメはしません。

他の手段もあります。

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白髪染めからグレイヘアへの移行は「急がない」が大事

少しでもキレイなヘアスタイルをキープしながら、徐々にグレイヘアに移行していくのがオススメです。

ただ、グレイヘアのために我慢してストレス抱えての期間では楽しくありません。

すぐにグレイヘアを目指すのではなく、

  • 白髪の生えている場所
  • 白髪と黒髪の割合
  • 白髪の増え方

などを考えてヘアカラー(白髪染め)をしながら、違和感なく徐々にグレイヘアに近づけていくことをお勧めします。

1年、3年と時間が掛かるかもしれません。その間はヘアカラーを楽しみながら、少しづつ明るく染めていきます。

どんどん明るく染めていきます。

最終的には、白髪との違和感を感じないくらいの髪色になってきたところで、ヘアカラーをやめてカットだけでヘアスタイルのバランスを整えていきます。

このようにしてグレイヘアに移行していく方が、断然オシャレだしストレスも少ないはずです。

僕が担当するお客様でもこのようにしてグレイヘアの準備に入っている方もいます。

白髪は多いが後頭部だけ極端に黒髪が多い

50代の方で、まだ後頭部だけが黒髪の割合が多く、キレイなグレイヘアにするにはバランスが悪いと思えるので、今は以前より明るめにヘアカラーをしています。

今すぐじゃなくてもいい。黒髪がもう少し減って白髪が多くなってきたら、いずれはグレイヘアにしたいというお客様です。

明るめで色味を楽しむ

淡いアッシュ系カラーにしたり、ピンク系にしてみたりして、今はヘアカラーでオシャレを楽しみつつグレイヘアを目指しています。

白髪染めヘアカラー剤は使わず、ファッションカラーだけを調合して1回染めだけです。

後頭部の白髪の増え方に合わせて少しづつ明るめの調合に変えていきます。

グレイヘアも自然体でステキですが、ヘアカラーで個性を出してオシャレに仕上げながら移行していく方が無理なく自然に思えます。

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