明るく白髪を染めてオシャレな雰囲気を作る時の考え方とポイント

白髪、しっかり染めますか?

「白髪染めでは暗くしかできない…」
「オシャレな髪色にはできない…」

というように考え、ヘアカラーでオシャレが楽しめず、暗い白髪染めを毎回我慢して続けている方は多いと思います。

我慢し続ける必要はありません。

カラーチェンジして違う髪色にチャレンジしてみてもいいと思います。

髪の状態、髪質、白髪の生え方や量なども関係しますし、今まで暗めで染め続けてきていることも影響してきますが、できないわけでもありません。

  • もしかしたら、暗い髪色の方が似合うかもしれません
  • 明るさによっては、白髪はあまりキレイに染まらないかもしれません
  • 髪のダメージが目立ってしまうかもしれません
  • すぐには、カラーチェンジできないかもしれません

それでも、今までの暗い白髪染めに飽きてきているのであれば、1度チャレンジしてみたほうがいいです。

やってみて似合わなかったり、イメージしていたものと違えば、またもとに戻してもいいわけですから。

ダメージには注意が必要ですが、明るい髪色を暗く落ち着かせることは【暗い→明るい】より難しくありませんので。

暗い白髪染めに飽きてきて、カラーチェンジに興味がある方に、

  • 白髪があっても明るく染めてオシャレな雰囲気を作るときの考え方とポイント

を紹介します。

スポンサーリンク


白髪を明るく染めてオシャレな雰囲気に仕上げることは可能です

白髪があっても明るい髪色でオシャレを楽しんでいる方はいます。

白髪染めでも明るくオシャレにしているお客様

アッシュで柔らかく(30代)

やっぱり透明感を求める方にアッシュは人気です。
→大人女性に本当にオススメしたいアッシュの白髪染めを紹介

赤味を抑えた「アッシュ系」は、白髪染めをしている多くのお客様が希望する雰囲気です。

ブリーチして出す透明感はブリーチしないと出せません。本来、白髪染めヘアカラー剤に透明感を出す力はありません。
むしろ、透明感を抑えていくのが白髪染めだからです。

ハイライトで遊ぶ(40代)

毛先や部分的にハイライトでポイントを作ったり、ピンクをしっかり入れてみたり、ちょっとしたことで雰囲気UPにつながります。

ハイライトは部分的にダメージは目立ってしまいますが「いつもと違う感じに♪」を演出しやすいです。

暗い白髪染めはやめてオシャレ感を(50〜70代)

白髪の量が多くなってきたら、より雰囲気重視のヘアカラーがオススメです。

暗く染めていてはスタイルの動きも感じづらく、重く感じてしまいます。

皆さん白髪染めです。

白髪染めヘアカラー剤単品だけでは難しいですし、白髪の生え方や量も関係してくるので簡単ではありません。

それでも、施術工程やヘアカラー剤の調合次第では、白髪があっても明るく染めれますし、よりオシャレも楽しめます。
(もちろん限界はありますし、できない場合もありますが…)

スポンサーリンク

白髪を暗くはせずに明るめでオシャレな雰囲気にするときの考え方

白髪を白髪染めとして染めていたら、オシャレな雰囲気は中々作れません。

大切なのは「白髪を染めるのではなく、髪色でオシャレな雰囲気を作り出すこと」という考えのもとで染めることなんです。

この考え方に年齢は関係ありません。幾つになったってキレイでオシャレにいたいですから。

白髪を染めようとすればするほど暗い仕上がりになってしまう

暗めの方がしっかり染まるし、色持ちも良い

「白髪がすごい気になります」
「色落ちしないように染めたいです」

みなさん、同じように白髪のお悩みがありますし、白髪染めでは色持ち良く染めたいというご希望があります。

当然です。色持ち良くキレイに白髪を染めたい。

すると、美容師はこう提案してくると思います。

『では、白髪染めでしっかりと染めていきましょう』
『明るくすると白髪は染まりません』
『暗めで白髪染めした方が色持ちがいいです』

間違いではありません。でも、もうちょっと違う提案があってもいいと思います。

これでは、結局いつもと同じ暗い仕上がりになってしまいます。

でも、仕方がないことともいえます。

暗めで染めた方が白髪はしっかり染まるし、色持ちが良いのは確かですから。

白髪を【しっかり、色持ち良く】染めるというご希望に対してだけで、提案し施術していては何も変化がありません。

ここで考え方を変えます。

  • 白髪をしっかり染めたいのは、白髪が目立つのが嫌だからです。
  • 白髪を色持ち良く染めたいのも、白髪が目立ってくるのが嫌だからです。

だから暗めに白髪染めするわけですが、別の染め方でも上記の白髪を目立たせなくすることができればいいと思いませんか?

【白髪を暗く染める=白髪が目立たなくなる】ではなく、

【白髪を目立たせなくする=白髪を暗く染めない】という考えもあるということです。

これは、結構多くのお客様が誤解していることなのですが、暗めに染めて白髪を隠すことだけが「白髪染め」というわけではないのです。

明るめに染めて白髪を目立たせなくすることも「白髪染め」なんです。

白髪染めは、白髪でお悩みのお客様のヘアスタイルを作るための1つの施術でしかありません。

白髪のお悩みを解消できるなら、暗めだろうが明るめだろうが「白髪染め」と呼べるのです。

「明るく染めると白髪は染まらない」けど、白髪は目立たなくなって雰囲気は変わる

しっかり染める白髪染めから、目立たせなくするオシャレな白髪染めに変えてみるだけです。

明るくしてみて「やっぱりどうしても気になる…」となったら、またしっかり染めるに戻せばいいのです。

確かに明るめになればなるほど白髪の染まり具合は薄くなります。

明るいアッシュ系で白髪染め

明るくなっていますが、よ〜く見ると白髪の染まりが悪いです。

でも、こんなに近くで見られることってそうそうないです。見るのは美容師くらいなのではないでしょうか。

白髪も目立たない仕上がり

滅多にないでしょうが、すごい接近してみます。さすがに白髪が浮いてます。それなりに明るいので白髪の染まりは薄いです。
でも、全体で見ればそこまで目立つことはありませんし、柔らかい雰囲気に仕上がっています。

こちらのお客さまは、美容室の白髪染めで暗くなるのが嫌で、ご自宅で長いことセルフカラーをされていました。

しかし、ご自宅で頻繁に染めていたため、染料が重なって思うような雰囲気に仕上げることができず、うちにご来店されました。
(暗くしたくないからご自宅で染めていたのに、暗くなってしまっていたのです)

『白髪の染まり具合は薄いですが、少しづつ明るくしていき全体的に柔らかいイメージにしましょう』
『明るくなってから、どうしても白髪が気になったら、またその時考えていきましょう』と提案しました。

セルフカラーの白髪染めで染料が重なり暗くなっていて、いきなり明るくすることは困難でしたので、髪のダメージも考慮して徐々に明るくしていく提案をさせていただきました。

今は、暗めに染めていた時より白髪が気にならなくなって、明るいアッシュを続けています。
(でも、白髪は伸びてくるので生え際の根元は、ご自宅でも染めています)

オシャレな雰囲気にする白髪染めは、白髪をしっかり染めないことです。

白髪の染まりは悪くても、白髪が目立たなくなればいいという考えで染めることも必要です。

ずっと暗めで白髪染めしている場合は、明るくしていくのはちょっと大変な施術にはなります。

「暗い」から明るいオシャレな雰囲気にカラーチェンジする時の大切なポイント

美容室でのカウンセリング

美容室でお願いする時のポイントです。

  • 白髪の染まり具合は悪くてもいいから暗くしたくない
  • 色持ちが悪くても明るくしたい
  • アッシュ系(別の色でも)などの柔らかい雰囲気にしたい

ということは、絶対に伝える必要があります。

  • 白髪もしっかり染めたいけど明るくはしたい
  • 1番色持ちするのがいいけど暗くはしたくない
  • 白髪染めでも透明感が欲しい

というご希望はもちろんわかりますが、このまま伝えて強く希望すると、提案に困る美容師も多いです。

なぜなら、どうしても全部叶えることができないからです。僕もできないです。

白髪染めにはできることできないことがあります。

美容室でお願いする時は、できないこともある程度は理解しておいて、優先順位を明確に伝えることです。

「白髪の染まり具合が悪くなっても、白髪が目立たなくなればいいから、1番は明るくしてみたい」というように。

美容師はお客様のご希望をできる限り叶える努力をします。

白髪染めにおいては『とにかく白髪をしっかりと染めなくちゃ』と、白髪でお悩みのお客様の気持ちに寄り添って考えます。

白髪がしっかりと染まらなかったら申し訳ない…という考えを持ちます。もちろん、僕も同じように考えます。

けど、ヘアカラー後にお客様にオシャレな雰囲気になって喜んでもらうことが本当は大事です(白髪の染まり具合が悪くても…)

いつもと同じようにしっかりと暗く染めても、お客様は満足できていないかもしれません(白髪はしっかり染まっていても…)

どちらがいいのかというと、それはお客様が決めることですが、両方叶えることはできないので優先順位が必要となるのです。

白髪を染めることだけに重点を置いていると、明るくすることが難しくなるので「白髪の染まり具合よりも雰囲気を変えていきたい」ということをしっかりと伝えるべきです。

白髪を染めるという感覚ではなく、オシャレな雰囲気にする目的で染めていくことが大切です

白髪は暗く染めない。

「染まらなくてもいいから雰囲気重視で明るく染めてみる」ことも大切です。
(本当は明るくしていっても白髪がしっかり染まればいいのですが…)

このとき、美容師とお客様の両方でこの考えを共有することが必要です。

実は1番問題なのが、お客様ではなく白髪染めをご提案させていただく美容師なんです。

美容師から暗めで染める白髪染めの提案しかされなければ、お客様も白髪の悩みを解消するには暗くするしかないと思ってしまいます。

どこの美容室に行っても「暗くしないと…」「明るくしちゃうと…」と言われ続けたら、もうそれ以外はないという考えになってしまいます。

「プロ(美容師)が言うんだから仕方がない…」と。

美容師とお客様の両方が

  • 白髪が気になるから暗めでしっかり染める
  • 色持ちは暗いほいがいいから暗めに染める

という考えでいたら、カラーチェンジでオシャレな雰囲気を出すという考えには至りません。

美容師側が違う視点で白髪を目立たせなくするという考えも持たないと。

残念ではありますが、白髪染めにおいての引き出しが少ないのでしょう…
美容師にも得意不得意があったりしますので。

何度もお客様の「ちょっと雰囲気を変えてみたい」というご希望に対して、「でも白髪が染まらなくなりますよ」の1つしか提案し続けてこないなら、担当美容師を変えてみるのも1つです。

ただ、お客様の髪の状態や髪質を理解してるのは、担当美容師であることは間違いありません。現状でカラーチェンジが困難という考えでオススメしないのかもしれません。

もしそうであれば、明るく白髪染めしていく際の施術方法やデメリットの説明もしてくれるはずです。お客様の髪を大切に考えてのことです。

ずっと暗い白髪染めに飽きてきて、雰囲気を変えて明るくしてみたい方は、1度担当美容師に相談してみることをオススメします。

長く担当してくれているなら、あなたの好みも髪質も施術履歴も把握しているでしょうから。

スポンサーリンク