【まとめ】自宅での自分でする白髪染めでやりがちな失敗

自宅で白髪染め失敗例
  • 「ずっと自宅で白髪染めしていた」
  • 「自分で白髪を染めてみた」

このようなご自宅で白髪染めをしたことがあるというお客様は多いです。

そして『失敗』といえる状態の方が多いのも事実です。

たくさんの白髪染めのお客様を施術してきた中で「自分での白髪染めでやりがちな失敗」を紹介します。

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これから、自宅で白髪染めを考えている方も参考にしてください。

【自宅での白髪染めのやり方をすぐ知りたい方へ】

「今すぐ自分で白髪染めしたい!」と考えている方は、こちらをご覧ください。
セルフカラーでの白髪染めの注意点をまとめてあります。

自宅で自分で白髪染めでよくある失敗例

失敗と言っても色々あります。

白髪染めでのご希望の仕上がりも人それぞれですから、失敗と感じる仕上がりも様々です。

ただ、自分で白髪染めをした後に美容室で染め直してもらうということは、ご自身でも仕上がりに満足できていない状態なわけです。

「自宅で染めたら〜〜な仕上がりになってしまった…」

染める前の髪の状態にも大きく左右される白髪染めですが、失敗としてはある程度同じような失敗を皆さんしています。

【失敗①】自宅での白髪染めで暗くなりすぎた

暗くなりすぎる失敗

これが1番多い失敗です。

「ここまで暗くするつもりはなかった…」「もう少し明るめに染めたかった…」

白髪染めで思ったより暗くなってしまう原因

  • 白髪染めで使うヘアカラー剤の選択ミス
  • 塗り方

だいたいがこの2つが原因です。

暗い仕上がりになりやすい白髪染めヘアカラー剤を選んでしまった

そもそも、髪を明るくできるモノとできないモノがあります。

この明るくできない白髪染めを使ってしまい、思ったより暗くなってしまうことが多いです。

明るくすることができない白髪染め
  • 白髪染めシャンプー
  • 白髪染めトリートメント
  • ヘアマニキュア
  • ヘナなどの植物性染料

ご自宅でも使える白髪染めではありますが、髪を明るくすることはできません。この4つでの失敗が多いです。

どれも脱色作用がないので黒髪を明るくすることができません。

使えば使うほど暗くなっていきます。そして、どんどん明るく染め直しづらくなっていきます。

最近では白髪染めトリートメントを使う方が多いです。手軽に使えますからね。

暗い仕上がりになりやすい塗り方

根元から毛先まですべて塗ってしまう失敗です。

これは定期的な白髪染めをしている方によくあります。

髪は伸びてきますから、白髪染めをして1ヶ月も経てば根元の白髪が気になります。

この伸びてきた根元の白髪だけを染めることで、全体の明るさを変えることなく仕上げることができます。

美容室の白髪染め施術でいうと『リタッチ』という技術です。

しかし、美容師ではない一般の方が自分でこのリタッチをすることは難しいです。

よくわからずに髪全体(毛先まで)にヘアカラー剤を塗ってしまい、思ったよりも暗くなってしまうのです。

【白髪染めのリタッチとは?】

定期的な白髪染めをしている方にとって1番重要な技術であり、ダメージを最小限にして気になる白髪を染める技術。

【失敗②】自分で白髪染めしたけど白髪が染まらない

染まらない失敗

完全な失敗です。1番気になる白髪を染めることができなかったわけです。

これも失敗としてはよくあることです。

白髪が染まらなかった原因

  • 白髪染めヘアカラー剤の選択ミス
  • 塗り方
  • 放置時間

ご希望の仕上がりに適した白髪染めを選択していれば、使い方の間違いがほとんどです。

白髪が染まりづらいヘアカラー剤

  • 白髪染めシャンプー
  • 白髪染めトリートメント
  • 明るいヘアカラー(おしゃれ染め)

しっかりと白髪を染めたいと考えた時、この3つは使うことはオススメしません。

白髪染めシャンプーと白髪染めトリートメントは、そもそもヘアカラー剤ではありません。
少しづつ気になる白髪をボカしていくと考えてください。

それと、明るいヘアカラーでは白髪がうっすらと染まるか染まらないかの仕上がりになります。
これは、白髪染めではなくおしゃれ染め(ファッションカラー)なので、黒髪を明るく染めるのが得意なヘアカラー剤です。

【白髪染めの種類】

白髪を染めることができるモノには、それぞれ特徴があります。

白髪が染まりづらい塗り方

白髪染めでは塗り方で仕上がりに差が出てきます。

塗る順番、塗る量、塗る場所など仕上がりや使う白髪染めでも変わってきます。

白髪が染まらないのは、

  • 塗る量が少ない、薄い
  • 白髪のある場所に塗れていない

などが原因となっています。

基本的には、白髪が気になる部分から塗っていき、塗る量もしっかりと全体に均一に塗ることです。

自分で白髪染めをすると、

  • たっぷり塗ってある部分
  • 薄い部分
  • 全然塗れていない部分

などがあり、色ムラのある仕上がりとなります。
この色ムラは、1度で染め直せる場合とそうでない場合もあります。

塗った後に置く時間で染まり具合が変わる

最も一般的な白髪染めは(アルカリ性)酸化染毛剤というヘアカラー剤で、放置時間は15〜30分は必要です。

時間を必要以上に長く置き過ぎても髪のダメージだけが進みますので注意が必要です。

白髪染めシャンプーや白髪染めトリートメントは、放置時間も重要ですが複数回重ねて染める必要があります。特に1番最初はそうです。

1回目20分放置して洗い流す、2回3回と1回目と同じように繰り返すことで染まりが良くなります。

どんなタイプの白髪染めを使うかでも放置時間は変わってきます。

髪のダメージ度合いでも変わります。

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【失敗③】思ったより明るくなってしまった

明るくなりすぎる失敗

これはご自身の白髪の量を理解しておくことで防ぎやすい失敗です。

白髪染めでの仕上がりは『白髪率』が大きく関係してきます。
白髪率とは、黒髪に対しての白髪の量を表すものです。

黒髪よりも白髪の量が多いと明るい仕上がりになりやすい

わかりやすく割合にすると【黒髪4:白髪6】【黒髪2:白髪8】など、白髪の量が多いという方は、仕上がりの見本よりも少し明るめになりやすいです。

白髪染めにおいて、白髪は黒髪よりも明るく染まりやすいと考えておいてください。

元々の髪色が黒でなく茶色っぽい方も明るくなりやすい

本来、日本人の髪色は黒ですが「元から少し茶髪」という方もいます。地毛が真っ黒ではないという方。

こういう髪色の方が(アルカリ性)酸化染毛剤での白髪染めをするときは、見本の色より1〜2段階は暗めのヘアカラー剤を選んだ方が失敗しづらいです。

  • 白髪染めシャンプー
  • 白髪染めトリートメント
  • ヘアマニキュア
  • ヘナなどの植物性染料

これらは脱色作用がないので基本的に見本を目安にして問題ありません。

【失敗④】顔周りと表面だけが暗くなりすぎる

見える部分だけを染め続けた失敗

これは自宅での白髪染めを続けている方にすごく多いです。

自分で1番白髪が気になる場所を白髪染めし続けた結果、顔周りと表面の髪だけが暗くなり過ぎているという状態。

意外にこの状態に気付けていないというお客様も多いです。
ご自身では全体も同じような仕上がりになっていると思っているわけです。

美容師並みの技術がある方ならこうはならないでしょうが…

気になる部分だし、塗りやすいから自然と塗る量も多くなる

鏡で見ながらご自身でも塗りやすい場所なんです。そして、ご自身で見えるということは他人からも見える場所なので、1番気になる部分の白髪なんです。

気になるし、塗りやすい。

自然と塗る量も多くなり、伸びてきた根元だけでなく毛先の方まで塗ってしまいがちです。

結果、気づかないうちに他の部分より暗くなっていきます。

気になるから、そこだけ染める頻度が高くなる

髪は伸びてきますから2週間過ぎると根元の白髪が気になり始めます。

そして、気になるので顔周りと表面(分け目付近)だけポイントで白髪染めしたりします。

当然、その部分だけ染料が重なっていき、さらにさらに暗くなります。

どんどん暗くなるから余計にすぐに白髪が気になる

ご自身で気づかないうちに徐々に暗くなっていってるわけです。

そして、暗く染まっていると白髪が数ミリ伸びただけですごく気になるようになります。

暗く染まっている髪と新しく伸びてきた白髪のコントラストが強いから、白髪がすぐに目立ってしまうわけです。

そして、また同じように白髪染めを繰り返す。見た目はこれ以上暗くならなくても、染料だけはどんどん重なっていってる状態です。

顔周りと表面だけが暗い。

この状態から明るい白髪染めに変えようとしても、この部分だけが明るくなってくれません。
実は、この状態で「白髪染めでも明るくしていきたい」というお客様は多いのです。

しかし、そんな簡単に明るくはなりません。

というようなことから、この状態になってしまうこと自体が「失敗」といえます。

白髪染めで暗くなりすぎた髪を明るく染め直すことは可能です。出来るけど1回では出来なかったり、髪の状態にも左右されます。

【失敗⑤】髪のダメージがひどい…

深刻なダメージ…

これは、白髪染めで(アルカリ性)酸化染毛剤をご自宅で使い続けている方です。

白髪染めシャンプーや白髪染めトリートメントなどは髪のダメージはありません。
(とはいえ、色々と理解した上で使うべきものなので注意も必要です)

白髪はすごく気になるし、染めても染めてもすぐに気になってきます。

ご自宅で白髪染めをする方の中には『いつでも自分の好きなタイミングで染めれる』という理由から、週に1度は気になる顔周りや分け目付近だけ白髪染めするという方もいます。

『週に1度のアルカリ性酸化染毛剤での白髪染め』
美容室でこのような頻度で白髪染めを勧めることはありません。

デメリットの方が大きくなることがわかっていますから。

ご自分で気づきづらいダメージではありますが、かなりダメージが進みます。

例えば、この状態で美容室でパーマやストレートパーマなどの施術をすると、お顔周りや表面の髪だけがとんでもない状態となってしまうこともあります。

バサバサ、チリチリ、ギシギシ…キレイな仕上がりにはならないことがほとんどです。

美容室で「自宅で毎週顔周りと分け目だけ白髪染めしている」ということを必ず伝える必要があります。

伝えたからパーマやストレートパーマも失敗しないというわけではありません。

美容師でもご自宅でのセルフカラーによるダメージ度合いを数ミリの狂いもなく判断することは難しいのです。

ましてや、ご自身での白髪染め歴が長ければ長いほど、髪の状態は場所によっても違いがあり、正確に把握することはほぼ無理です。

このような状態でのパーマやストレートパーマ、ヘアカラーなどの化学薬剤による施術は、正直うまくいったらラッキーというレベルです。

まず、思ったような完璧な仕上がりにはならないと考えておいてください。

最悪はカットで出来る限りダメージ部分を取っていくこととなります。

【酸化染毛剤とは】

弱酸性やアルカリ性とタイプがありますが、市販の白髪染めはアルカリ性酸化染毛剤であることが多いです。

アルカリ性の方が明るく出来て、白髪もしっかり染めやすいです。

【失敗⑥】カラーチェンジができない状態となっている

失敗と呼べるかどうかは微妙なところですが、このような状態のお客様もいます。

髪色を変えるには、染まっている部分の髪をカットして無くしていくしかないという方。

これは、どのようなタイプの白髪染めを使ったのか、使い続けたのかが関係しています。

セルフカラーはどんなタイプの白髪染めを使うか慎重に

1番困難なのが『100%植物性染料』での白髪染めです。

多いのがヘナでの白髪染め。

ヘナでの白髪染めには良いこともありますが、大きな問題として『カラーチェンジがほぼ無理』ということがあります。

「1度だけ自分でヘナで白髪染めしたけど、うまく染まらなかった」とかであれば、状態次第ではカラーチェンジできなくもない場合もありますが、できなくなると思っておいた方がいいです。

それなので、植物性染料での白髪染めをするときは、今後しばらく(数年)は髪色を変えることはないという考えで使うべきです。

髪と頭皮には優しいのですが、このデメリットを知らずに自宅で使い、美容室でやっぱり明るくしてほしいというお客様はそれなりにいらっしゃいます。

→植物性染料ヘナで白髪染めの特徴や仕上がりを詳しく紹介

白髪染めシャンプーや白髪染めトリートメントも注意

この2つも使い続けているとカラーチェンジが難しくなります。

  • 半年くらい週1で使い続けている
  • ここ2ヶ月くらい週に2回くらいのペースで使ってきた

など、ある程度回数を重ねてきている場合は、明るく染め直すことが難しいことが多いです。

白髪染めシャンプーやトリートメントに含まれる染料が原因となります。

この染料を脱染(染料だけを脱色)することもできなくはないのですが、使用した回数が多かったり、髪のダメージ度合いで完全に脱染できない場合もあります。

カラーチェンジできなくはないけど、

  • しづらい状態
  • 思ったようになりづらい状態

と考えておいた方がいいです。

自宅でだけ白髪染めを続けることはおすすめしません。

白髪染めは自分でも出来ないことはありません。

ただ、失敗が多いのも事実です。

  • 思ったより暗くなりすぎた…
  • 白髪が染まらなかった…
  • 思ったより明るくなってしまった…
  • 顔周りと表面だけが暗くなりすぎた…
  • 髪のダメージがひどいことに…
  • 髪色を変えることができなくなった…

どれもご自宅での白髪染めでよくある失敗です。

そして、1番大変なのが美容室で染め直すのも簡単なことではないということ。

染め直しで解決することもあれば、染め直すことも出来ない場合もあります。

ご自分で白髪染めをしようと考えている方は、まずは最低限の白髪染めの基礎知識を身に付けてからにしましょう。

そして、セルフカラーでの白髪染めだけを続けずに、必ず定期的に美容室でのカラーもするべきです。

毎月自宅で白髪染めするなら4ヶ月に1回でもいいですし、とにかく美容室で定期的に髪の状態を見てもらうことが大切です。

悪い状態になる前にアドバイスをもらえるはずです。

白髪が染まっていても髪がボロボロではキレイにみえません…

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