- 2020.04.04
- 白髪染めのこと
色落ち?白髪染めしてもすぐ気になる方の共通点と対策
「白髪染めをしてもすぐに気になる…」
「白髪染めしてまだ1週間なのに…」
「もう白髪が目立ってきた…」
せっかく白髪染めをしても1〜2週間しか保たないのでは、時間もお金も掛けたのにガッカリしてしまいます。
せっかくキレイに白髪を染めたなら、出来るだけ長持ちさせたいはずです。
- なぜ白髪染めをしてもすぐに気になるのか?
- もっと色持ち良くするために注意することは?
を詳しく紹介します。
たくさんの白髪染めのお客様を担当してきてわかっていることは、白髪染めしてもすぐに気になるという方には共通点があるということです。
ただ、最初に知っておいて欲しいのは「白髪は1週間で2mmは伸びる」ということです。
そして、白髪でお悩みの方にとって、白髪の2mmは倍の長さに感じるということ。
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白髪染めをしてもすぐに気になるのはどうしてなのか?
すぐに伸びてきて気になる白髪ではありますが、1週間で気になるからとはいえ、毎週美容室で白髪染めをするわけにもいきません。
費用も時間も掛かりますから。
まずは、すぐに気になってしまう原因を知り、対策できることは意識してみましょう。
白髪染めして1〜2週間ですぐに気になるという方は、いくつか考えられることがあります。
(ただ、多くの方は白髪の量にもよりますが2週間経てばそれなりに気になってくるのが白髪です)
染めた明るさにもよりますが、白髪染め後1週間で色落ちすることは、基本的には考えられません。
髪が伸びるのは抑えることはできないので仕方ないですが、白髪染めの色持ちを悪くしてしまうことを、日常生活の中で無意識にしてしまっている可能性もあります。
白髪染めしてもすぐに(1週間)で白髪が気になる方の原因
- 染めたてから白髪がしっかりと染まっていなかった
- 染まってはいたけど色落ちしてしまった
- (新しく伸びてきた2mmの白髪が気になっている)
この3つのどれかです。
3,の新しく伸びてきた白髪に関しては、正直どうしようもありません。
(→白髪隠しで対策するべきです)
※白髪の伸びるスピードは想像以上かもしれません。
→『知らなかった!白髪は3週間でここまで伸びてくる』
1,染めたてから白髪がしっかりと染まっていなかった場合
美容室で染めたのか、自宅で染めたのかにもよりますが。
例えば美容室で白髪染めして、美容室で仕上がった時はしっかりと染まっていたのに、1週間後に2mm以上白くなっていたら、それはしっかりと染まっていなかったといえます。
1週間で2mmは伸びますが、それ以上(5〜6mmとか)に白くなってしまうのは染まりが悪かったと考えられます。
これは、後述でも解説しますが「どんなヘアカラー剤で白髪染めをしたのか?」も関係してきます。
必ずしも染まりが悪かったということではなく、もともとそういったヘアカラー剤だったのかもしれません。
これは、美容室での施術前に説明がされるはずです。疑問が残るようでしたら、1度美容室に問い合わせてみるのがよいでしょう。
2,染まってはいたけど色落ちしてしまった場合
これも同じように、しっかりと染まっていなかったともいえます。
ただ、この場合は白く戻ってしまったというより、うっすらと色は着いてるけど白髪が目立って気になる状態です。
染めたてはよかったけど、日に日に染まっていた色が薄くなって、白髪が目立つようになってきたのかもしれません。
たぶん白髪染めで使用したヘアカラー剤が大きく関係しているかもしれません。
少し様子を見て、次回美容室で染める時に色落ち具合を確認してもらい、もう少し色持ちが良くなる提案をしてもらいましょう。
白髪は、しっかりと染めても1週間経てば2mmはまた白髪が顔を出してきます。2週間経てば4〜5mmです。
ここまで伸びてくると白髪は目立ち始めます。
とはいえ、白髪の気になる度合いも個人差があります。何より白髪の生えている場所と白髪の割合も個人差があり、人それぞれでかなり感じ方が変わってきます。
伸びてしまうことはどうしようもありません。大切なことは…
白髪染めを色持ち良くし、気になる根元も目立たせなくすることが大切
白髪染めしても、毎回すぐに気なるという方は
- 色持ちが悪い白髪染めで染めている
- 色持ちが悪くなるようなことをしてしまっている
- 「気にならないような白髪染めの仕上がり」になっていない
もしかしたら、このような白髪染めをしていたり、日常生活の中でのことが色持ちを悪くをしているのかもしれません。
白髪の生え方や量などは人それぞれなので、全ての条件では伝えきれませんが、これから紹介するように白髪染めをすれば、少し伸びてきた白髪も気にならなくなるかもしれません。
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色持ちが悪い白髪染めで染めている方は注意
白髪を染めるヘアカラー剤にも色持ちが良いもの、悪いものとあります。
また、根元からしっかりと染めれるタイプもあれば、肌に付けれない根元の染まりが悪いタイプもあります。
どんなヘアカラー剤で白髪染めをしているのか理解できているでしょうか?
白髪染めのヘアカラー剤に全てのご希望を叶えるパーフェクトなものは存在しません。
だからこそ、白髪染めをする時にはご自身の希望の中で優先順位を決めることが必要です。
白髪染めしてもすぐに色落ちして困る…という方は、もしかしたら優先順位が
- とにかく髪とお肌に優しいもの
- 髪の質感が良くなるもの
- 色持ち
- 明るさや色味といった仕上がり
というような順番になっているのかもしれません。
「髪とお肌に優しい白髪染め」これは、色持ちに関しては良いとはいえません。
1番優先に考えているのが「髪とお肌への負担がない」であれば、色持ちは悪くなります。
髪とお肌に負担を掛けずに白髪を染めれるけど、
- 色持ちが悪い
- 明るくできない
- 根元からしっかりと染めれない(※すべてではない)
というものが多く、白髪染め後の日常生活の中でのシャンプーなどで、日に日に色が薄く落ちていきます。
代表的なものが、ヘアマニキュア、白髪染めトリートメントです。
2つとも色持ちは良くないです。
下の画像は、ヘアマニキュアとアルカリ性酸化染毛剤で白髪染めした時の色落ち具合の比較です。
左のヘアマニキュアは、伸びてきた根元だけでなく全体的に色落ちし薄くなっています。
右の酸化染毛剤は、伸びてきた根元以外はまだしっかりと染まっています。
ヘアマニキュアの色持ちは悪いのです。白髪染めトリートメントはもっと色持ちが悪いです。2つとも髪とお肌には優しいですが、この色持ちの悪さがデメリットの1つです。
白髪染めの色持ちの良さでいえば、アルカリ性酸化染毛剤が1番色持ちが良く、明るい仕上がりにもしやすい白髪染めヘアカラー剤です。
ただ、酸化染毛剤でも含まれる染料によっては、肌に優しいため色持ちが悪いタイプもあります。
このように、どんなタイプの白髪染めを使うかでも、染まり具合や色持ちが大きく変わってきます。
それと、白髪染めヘアカラー剤を塗ってからの放置時間に関しては、長く置けば置くほど良いというわけでもありません。
髪の状態や使うヘアカラー剤によっても放置時間は変わってきます。
時間を置けば置くほど髪に負担を掛けてしまうこともあります。
もし、白髪染めしてもすぐに気になる、色持ちが悪いと毎回感じているのであれば、使用する白髪染めヘアカラー剤を見直すことも必要です。
→『白髪染めヘアカラーの種類を全部紹介!出来ること出来ないことが必ずある』
日常生活で色持ちが悪くなるようなことをしてしまっている方は注意
アルカリ性酸化染毛剤の白髪染めで、暗くしっかりと染まっている方は、まず1〜2週間で色落ちしてしまうことはありません。
白髪染めは、基本的に暗めになればなるほど染まりも良く、色持ちが良くなるからです。
白髪染めしても色持ちが悪く、すぐに薄くなってきてしまう方には注意してほしいことがあります。
→『1番色持ちが良い白髪染めは黒だけど知っておくべきこともある』
毎日使うシャンプー・トリートメントはヘアカラーの色持ちが良くなるものを使う
「白髪染めした当日はシャンプーしないほうがいいですか?」とよく聞かれます。
当日にシャンプーしても基本的には問題ありません。大丈夫です。
(本当によく聞かれます。詳しくは『白髪染めやパーマをした当日は自宅でシャンプーしない方がいい?』)
ただ「今日はもう帰って寝るだけ」とかであれば、当日のシャンプーは控えることをオススメします。
ただ、毎日使うシャンプー剤は意識してほしいです。
白髪染めでも明るめの白髪染めをしている方に、特に意識してほしいことが
- 「頭皮に優しい洗浄力がマイルドなシャンプー剤を使うこと」
- 「色持ちが良くなるトリートメントを使うこと」
です。
白髪染め後の髪は、しばらくデリケートな状態となっていて、ご自宅でのケアも色持ちを良くするためには大切です。
白髪染めして2〜3日は、シャンプーの時に泡に色が着くかもしれませんが、それは髪表面に残っている染料なので、白髪染めの染料が髪内部から出てしまっているわけではありません。
色落ちしているわけではないので大丈夫です。
とにかく、白髪染め後の自宅での髪と頭皮のケアは大切です。特にダメージが目立つ場合は、白髪染めの色持ちも悪くなるので自宅でもケアを忘れずに。
洗顔(クレンジング)には気をつける
白髪染め後、しばらくして最初に気になる部分がお顔周りの生え際です。毎日メイクや洗顔をする方にしてみれば、毎日目に見えて気になる部分です。
白髪染め当日はもちろん、基本的には毎日クレンジングでメイクを洗い落とすときに注意してほしいことがあります。
それは、白髪染めをしたお顔周りの生え際まで、クレンジグしないようにすることです。
たぶん、意識していないと生え際まで重なって洗顔している方は多いです。
白髪染めをしてもすぐに根元の白髪が気になるという方に、良くある共通点の1つです。
また、メイク落としでどんなタイプのクレンジングを使うのかにもよりますが、弱アルカリ性はオススメしません。できれば弱酸性タイプのものを使いましょう。
髪は弱酸性です。アルカリに傾くと色落ちしやすい状態になります。
ただ、弱アルカリ性のクレンジングの方が、しっかりと汚れを落としやすいです。もし、使うときは髪に着かないようにクレンジングするようにしてください。
ちょっとしたことなのですが、白髪染めの色持ちUPにつながることです。
特にお顔周りの白髪というのは、1番、1番気になる白髪ですから。他のどの部分よりも気を使ってみましょう。
スポーツジムなどでのプールにも注意
プールの水には、殺菌のため塩素が含まれていて、プールの水で髪が濡れると白髪染めが色落ちしやすい状態になります。
白髪染め当日は避けましょう。また、プールに入る際は、防水のシリコンキャップなどで髪が濡れないようにしましょう。
そして、プールから出た後のケアが大事です。
しっかりと髪を洗い流し、トリートメントでのヘアケアをしてください。
→『白髪染め後の自宅でやるべき簡単なヘアトリートメントの仕方』
とにかく濡れたままにしないようにする
髪は水分を含むと膨潤し、髪表面のバリア機能の役目のキューティクルが開き、色落ちしやすい状態となります。
特に白髪染め後2〜3日は気をつけてください。
ドライヤーで乾かすことで、キューティクルが閉まった状態になります。ただし、乾いているのにいつまでも髪に熱を加え続けるのは良くないことです。
その他、出来れば気をつけるべきこと
- 紫外線対策
- ぬるめのお湯でシャンプー
- シャンプーはきめ細かい泡を立てて洗う
- 髪を乾かす前にトリートメントオイルをつける
というようなことです。ただ、これをしないと白髪染め後1週間で色落ちするというわけではありません。
出来れば日常的に意識すると良いことです。
紫外線を浴びすぎるのは、髪にもお肌にも良くないです。白髪予防の観点から言ってもオススメできません。
シャンプーの時は、なるべくぬるま湯で洗い流す方が髪の負担は少ないです。
いつもは、体温より少し高い38度前後で、白髪染め後2〜3日は体温より少しぬるいくらいで。
そして、シャンプーを泡立たせる時は、空気を混ぜ込むようにしてきめ細かい泡を立てましょう。髪への負担軽減につながります。
ダメージ度合いにもよりますが、髪を乾かす前にはトリートメントオイルやミルクなどをつけてから、ドライヤーで乾かす方が髪に優しく仕上がりも良いです。
白髪染めした後に根元の白髪がすぐに気になる人は仕上がりの明るさにも注意
暗い白髪染めをしている方々の共通のお悩みで「伸びてきた根元の白髪がすぐに気になる」があります。
そして、このお悩みのを持つ方々の白髪の生え方にも共通点があります。
それは、お顔周りの生え際と分け目に白髪が多いということです。
ご自身で1番見えるお顔周りの生え際に、1番白髪が多い方は暗い白髪染めはオススメできません。
白髪の量にもよりますが、明るめで染めた方がいいです。
その方が、伸びてきた根元の白髪ボケやすく、目立ちづらいのです。
大切なことは、白髪の量や生えている場所に合わせて、仕上がりの明るさを調節することです。
- 暗めの方がしっかり染まる
- 暗めの方が色持ちが良い
- (そもそも暗めでしか染めたことがない)
という理由から、暗く染めている方は明るい色にカラーチェンジしてみることをオススメします。
僕が担当してきたお客様の中にもたくさんいます。
ずっと暗い白髪染めをしていて「根元がすぐに気になる…もう少しなんとかしたい」というお悩みの方。
明るく染めたことで「今までより気にならなくなった」という方がほとんどです。
白髪染めしてもすぐに根元が気になる。白髪染めしてもすぐに色落ちしたように感じる。という方は、
- お顔周りの生え際と分け目に白髪が多い
- 暗い白髪染めをしている
という共通点があります。
本当に色落ちしてしまった場合は、染め直すしかありませんが、多くの場合が新しく伸びてきた根元の白髪が気になっているということです。
髪は、1週間で2mm、2週間4〜5mm伸びます。
白髪の2〜4mmというものは、自分以外の周りからしたらわからないくらいですが、白髪でお悩みの方からしたら倍の長さに感じるものです。
白髪染めしている方からよく言われることに「1ヶ月で2〜3cm伸びてる!」というようなこと。
さすがに白髪だけが前回(1ヶ月前)からそんなに伸びることはありません。伸びたとしてもせいぜい1.2〜1.4cmです。
それぐらい長く伸びて目立っていると感じてしまうわけです。それが白髪なんです。
そして、その白髪を余計に目立たせてしまう白髪染めの仕上がりにしてしまっているわけです。暗い白髪染めというのは。
ただ、白髪と黒髪の割合によっても、明るく仕上げやすい限界はあります。必ず美容室で相談が必要です。
それと、今まで暗めの白髪染めをし続けている方は、急に明るく染めなおすことは難しいです。できる場合もあるし、できない場合もあるということです。
これも美容室での相談が大切です。
白髪染めで暗く黒っぽくなっている髪を明るくするのがなぜ大変なのか?
こちらもご覧ください。
→『暗い白髪染めをしている方が明るくできない4パターンを完全解説』
【まとめ】すぐに気になる白髪の原因と対策
白髪染めの色持ちが悪いとお悩みの方
- 白髪染めで使うヘアカラー剤を変えてみる
- シャンプー&トリートメントを見直す
- 洗顔(クレンジング)の時に生え際を洗わないようにする
- 白髪染め当日はプールには入らない
- 髪を濡れたままにしない
- 日々のヘアケアを意識する
ということを意識してみてください。
白髪染めしても1〜2週間で伸びてきた根元の白髪が気になってしまう方で、お顔周りに白髪が多い方、
- 徐々にでも明るめに染めていってみてください
暗めの白髪染めをしてしまうと、すぐに目立ってきます。
白髪は本当に気になるものです。とはいえ、絶対に注意してほしいことがあります。
それは、自宅で毎週白髪染めはしないということ。染めるヘアカラー剤にもよりますが、お肌と髪のダメージがどんどん進みます。
「1mmの白髪も許せない」となれば、2〜3日に1回ご自宅で白髪染めトリートメントで染めるしかありません。ただ、デメリットだけは知っておいてほしいです。
髪とお肌に優しい白髪染めトリートメンですが、良いことばかりではありません。ご自宅で白髪染めトリートメントを使うことを考えている方は、こちらもご覧ください。
他の方は、どれくらいの頻度で白髪染めをしているのかも気になるかと思います。