白髪染め後の自宅でやるべき簡単なヘアトリートメントの仕方

ご自宅でも出来るヘアトリートメントは、白髪染めの色持ちをUPさせるためにも大切なヘアケアです。

とはいえ、よくお客様から言われるのが

  • 面倒臭い…
  • 何をしていいかわからない…
  • やってるつもりだけど、効果があるのかわからない…

ということ。

仕事から帰ってきて、夜髪を洗って乾かすのも面倒なのにへケアまでしてられない…確かに面倒に感じる方は多いと思います。

でも、特別難しく考える必要もないですし、難しい手順というわけでもありません。

普段からシャンプーの後につけるコンディショナーと同じ感覚で、ちょっとの意識と少しの時間を使うだけです。

ご自宅で毎日できるヘアケアだからこそ、小さなことでも続けることで効果があります。

ヘアケアで最も意識するべきことは「傷んだからケアする」より「傷まないようにする」ということなんです。

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髪が傷まないようにするのがヘアケアです。ダメージが目立ってこないというのは、1つの効果の現れです。

シャンプー剤とトリートメントの選び方や、ヘアケアと頭皮ケアの大切さは、こちらの記事をご覧ください。
→『【髪と頭皮のケア】自宅でもちょっと意識して実践してほしいポイント』

ヘアケアに欠かせない毎日簡単にできるトリートメントの仕方

シャンプーの後にするトリートメントが、ご自宅でのヘアケアで1番大切であり、誰でもできる簡単なことです。

トリートメントの流れは、

  1. シャンプーすすぎ後の水気をしっかりときる
  2. トリートメント剤を毛先から全体につける
  3. 髪内部まで浸透させる
  4. トリートメント剤を流す
  5. タオルドライ

普通にやっていることかと思います。難しいことはありません。ちょっと意識することが増えるくらいです。

トリートメント前の大事なシャンプーの仕方は、こちらをご覧ください。
『頭皮ケアの第一歩となる自宅でのシャンプーの仕方』

1,シャンプーすすぎ後の水気をしっかりときる

水気をしっかりときる

髪に水分が多く残りすぎてると、お湯と一緒にトリートメント剤が流れやすく、効果が半減してしまいます。

髪を引っ張ったりしないよう、しっかりと水気をきりましょう。髪の短い方は、オールバックにかきあげるようにして、水気を飛ばすかんじでOK。

ご自宅で行うトリートメントは、これくらいでいいです。理想は、タオルドライして髪の水気をある程度なくす方が、トリートメントの浸透が良くなりますが。

でも、お風呂の中で1度髪を拭いて、またシャワーで流した後に拭いて…これを毎日やれる方もいますが、これでは面倒です。

タオルで拭かないまでも、しっかりと水気をきれば大丈夫です。毎日やるならこれで十分です。

2,トリートメント剤を毛先を中心に全体につけていく

まず、トリートメント剤を手のひらから指先までのばしてください。付ける量はトリートメント剤にもよりますが、付け過ぎても髪に浸透していく量には限界がありますので、適量を少しづつ出してください。

必ず最初に毛先からつけていく

毛先中心につける

まずは、一番ダメージの目立つ毛先からトリートメントをつけます。いきなり、頭頂部にベタッとつけるのはNGです。

傷んだ部分ほど補修が必要です。

髪は、基本的には根元から毛先に向かってダメージが目立っていきます。

次に毛先から中間までのばしていく

毛先から中間まで手グシをとおす

中間~毛先に向けて、手を広げて手グシをとおすようにつけていきます。

毛先の次にダメージが目立つのは、根元と毛先の中間部分です。

根元付近にトリートメントはつける必要はありません。地肌に着くと、流し残しによる毛穴詰まりや、痒みの元となりやすいので。

3,髪内部まで浸透させる

軽くねじって挟んで揉み込む

トリートメントがついている毛先〜中間を軽くねじることで、全体にムラなく浸透させます。

この時、少しづつ毛束をとって軽くねじります。ねじった束を親指と人差し指で挟み込むようにして、揉みこみます。
ギューっと強くねじるのではなく、少したるみがあるくらいが目安です。

目の粗いコームでとかして3分ほど放置

目の粗いコームでとかす

次に、手グシでもいいですが、出来ればお風呂場には目の粗いコームを置いておいて、それで毛先から全体をとかしていきます。

より全体にトリートメント剤がなじみ、効果が良くなります。

そして、3分くらいを目安に時間をおいてください。

理想は、蒸しタオルで頭を包むことで浸透が良くなりますが、これも毎日やるのは面倒です。
ご自宅で毎日やれるのであれば、蒸しタオルは必要ありません。

ただ、あまりダメージがない方は、時間を少し長く(5分)置くか、蒸しタオルをした方がいいです。
傷みが少ない髪は、トリートメントが浸透しづらいので。

「ダメージがかなり目立つから時間を長く置く」というのは間違いでもありませんが、ダメージが目立つほど浸透が早いのです。

4,トリートメント剤を流す

シャンプー後のすすぎは、かなりしっかり目にすすいでほしいですが、トリートメントのすすぎは適度で大丈夫です。

適度とは、トリートメント剤のヌメリがとれ、少ししっとり感が残る程度のことです。ヌルヌルした感じがちゃんとなくなるまでは流してください。

流しすぎは効果が弱くなります。トリートメント剤が地肌についていなければ、しっかり流しすぎる必要はありません。

これでトリートメントでのヘアケアは終わりです。
今までやってきていることを少しだけ丁寧にやるくらいです。

そんなに多くの時間は必要としません。小さな効果でも毎日続けば、次に美容室に行くまでのヘアケアとしては十分です。

ヘアトリートメントの後に、お風呂で頭のマッサージまですれば、自宅での頭皮ケアは完璧です。

5,タオルドライで髪を乾かす時間も短縮できる

最後は、タオルでしっかりと水分を取っていきます。

地肌と髪の両方の水分をふき取るようにしてください。ロングヘアーの方は、タオルドライする前にしっかりと水気をきると良いです。

タオルで毛先をこするような拭き方はダメです。髪を傷めてしまいます。

毛先は、タオルで挟み込むようにして、タオルに水分を吸収させてください。

このタオルドライをしっかりとすることで、ドライヤーでの乾かす時間を短縮できます。意外に見落とされがちですが、かなり乾かす時間に影響します。

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髪は自然に修復されることはありません

一度ダメージを受けた髪は、生えたての健康な髪に戻ることはありません。

なぜなら、毛穴から出ている(生えている)髪には、血液が流れているわけでもなく、2度と体内(毛根)から栄養を取り込むことは出来ません。

お肌は、小さな傷などが付いても自己修復していきますが、髪の毛には修復する機能はありません。

毛穴から生えてきた髪は、トリートメントなどでケアしない限り、放っておいても傷んでいくだけということです。

ダメージが進み限界を迎えた髪は、少しの負荷で切れ毛となってしまったり、枝毛になったりしていきます。
こういった部分の髪は、トリートメントではなくヘアカットで取り除くのがベストです。

最近、白髪染めトリートメントやカラートリートメントなどの「髪を染めながらトリートメントできる商品」がありますが、ヘアケアを目的に使うことはお勧めしません。

トリートメント本来の目的を理解して使うべきです。

ダメージの少ないうちからしっかりとケアすることが、キレイな髪をキープするポイント

トリートメントで髪内部に入れた栄養や水分は、いづれまた外に抜け出ていきます。

「外から入れた栄養はまた外へと抜けていく」ということです。そのため、定期的なヘアケアが大切となります。

ダメージが進行し、髪表面のキューティクルの損傷が激しくなると、トリートメントで入れた栄養が外へと流れ出やすい状態になります。
髪は傷めば傷むほど、トリートメントやヘアカラーの色持ちが悪くなるのです。

それなので、ダメージが進行する前からしっかりとヘアケアをしておいた方が、トリートメントの持ちも良くなるし、キレイな髪をキープしやすいのです。

毎日少しのヘアケアでキレイな髪がキープしやすくなります。

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