- 2020.03.31
- ヘアケア
白髪染め後の自宅でやるべき簡単なヘアトリートメントの仕方
ご自宅でも出来るヘアトリートメントは、白髪染めの色持ちをUPさせるためにも大切なヘアケアです。
とはいえ、よくお客様から言われるのが
- 面倒臭い…
- 何をしていいかわからない…
- やってるつもりだけど、効果があるのかわからない…
ということ。
仕事から帰ってきて、夜髪を洗って乾かすのも面倒なのにへケアまでしてられない…確かに面倒に感じる方は多いと思います。
でも、特別難しく考える必要もないですし、難しい手順というわけでもありません。
普段からシャンプーの後につけるコンディショナーと同じ感覚で、ちょっとの意識と少しの時間を使うだけです。
ご自宅で毎日できるヘアケアだからこそ、小さなことでも続けることで効果があります。
ヘアケアで最も意識するべきことは「傷んだからケアする」より「傷まないようにする」ということなんです。
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髪が傷まないようにするのがヘアケアです。ダメージが目立ってこないというのは、1つの効果の現れです。
シャンプー剤とトリートメントの選び方や、ヘアケアと頭皮ケアの大切さは、こちらの記事をご覧ください。
→『【髪と頭皮のケア】自宅でもちょっと意識して実践してほしいポイント』
ヘアケアに欠かせない毎日簡単にできるトリートメントの仕方
シャンプーの後にするトリートメントが、ご自宅でのヘアケアで1番大切であり、誰でもできる簡単なことです。
トリートメントの流れは、
- シャンプーすすぎ後の水気をしっかりときる
- トリートメント剤を毛先から全体につける
- 髪内部まで浸透させる
- トリートメント剤を流す
- タオルドライ
普通にやっていることかと思います。難しいことはありません。ちょっと意識することが増えるくらいです。
トリートメント前の大事なシャンプーの仕方は、こちらをご覧ください。
→『頭皮ケアの第一歩となる自宅でのシャンプーの仕方』
1,シャンプーすすぎ後の水気をしっかりときる
髪に水分が多く残りすぎてると、お湯と一緒にトリートメント剤が流れやすく、効果が半減してしまいます。
髪を引っ張ったりしないよう、しっかりと水気をきりましょう。髪の短い方は、オールバックにかきあげるようにして、水気を飛ばすかんじでOK。
ご自宅で行うトリートメントは、これくらいでいいです。理想は、タオルドライして髪の水気をある程度なくす方が、トリートメントの浸透が良くなりますが。
でも、お風呂の中で1度髪を拭いて、またシャワーで流した後に拭いて…これを毎日やれる方もいますが、これでは面倒です。
タオルで拭かないまでも、しっかりと水気をきれば大丈夫です。毎日やるならこれで十分です。
2,トリートメント剤を毛先を中心に全体につけていく
まず、トリートメント剤を手のひらから指先までのばしてください。付ける量はトリートメント剤にもよりますが、付け過ぎても髪に浸透していく量には限界がありますので、適量を少しづつ出してください。
必ず最初に毛先からつけていく
まずは、一番ダメージの目立つ毛先からトリートメントをつけます。いきなり、頭頂部にベタッとつけるのはNGです。
傷んだ部分ほど補修が必要です。
髪は、基本的には根元から毛先に向かってダメージが目立っていきます。
次に毛先から中間までのばしていく
中間~毛先に向けて、手を広げて手グシをとおすようにつけていきます。
毛先の次にダメージが目立つのは、根元と毛先の中間部分です。
根元付近にトリートメントはつける必要はありません。地肌に着くと、流し残しによる毛穴詰まりや、痒みの元となりやすいので。
3,髪内部まで浸透させる
トリートメントがついている毛先〜中間を軽くねじることで、全体にムラなく浸透させます。
この時、少しづつ毛束をとって軽くねじります。ねじった束を親指と人差し指で挟み込むようにして、揉みこみます。
ギューっと強くねじるのではなく、少したるみがあるくらいが目安です。
目の粗いコームでとかして3分ほど放置
次に、手グシでもいいですが、出来ればお風呂場には目の粗いコームを置いておいて、それで毛先から全体をとかしていきます。
より全体にトリートメント剤がなじみ、効果が良くなります。
そして、3分くらいを目安に時間をおいてください。
理想は、蒸しタオルで頭を包むことで浸透が良くなりますが、これも毎日やるのは面倒です。
ご自宅で毎日やれるのであれば、蒸しタオルは必要ありません。
ただ、あまりダメージがない方は、時間を少し長く(5分)置くか、蒸しタオルをした方がいいです。
傷みが少ない髪は、トリートメントが浸透しづらいので。
「ダメージがかなり目立つから時間を長く置く」というのは間違いでもありませんが、ダメージが目立つほど浸透が早いのです。
4,トリートメント剤を流す
シャンプー後のすすぎは、かなりしっかり目にすすいでほしいですが、トリートメントのすすぎは適度で大丈夫です。
適度とは、トリートメント剤のヌメリがとれ、少ししっとり感が残る程度のことです。ヌルヌルした感じがちゃんとなくなるまでは流してください。
流しすぎは効果が弱くなります。トリートメント剤が地肌についていなければ、しっかり流しすぎる必要はありません。
これでトリートメントでのヘアケアは終わりです。
今までやってきていることを少しだけ丁寧にやるくらいです。
そんなに多くの時間は必要としません。小さな効果でも毎日続けば、次に美容室に行くまでのヘアケアとしては十分です。
ヘアトリートメントの後に、お風呂で頭のマッサージまですれば、自宅での頭皮ケアは完璧です。
5,タオルドライで髪を乾かす時間も短縮できる
最後は、タオルでしっかりと水分を取っていきます。
地肌と髪の両方の水分をふき取るようにしてください。ロングヘアーの方は、タオルドライする前にしっかりと水気をきると良いです。
タオルで毛先をこするような拭き方はダメです。髪を傷めてしまいます。
毛先は、タオルで挟み込むようにして、タオルに水分を吸収させてください。
このタオルドライをしっかりとすることで、ドライヤーでの乾かす時間を短縮できます。意外に見落とされがちですが、かなり乾かす時間に影響します。
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髪は自然に修復されることはありません
一度ダメージを受けた髪は、生えたての健康な髪に戻ることはありません。
なぜなら、毛穴から出ている(生えている)髪には、血液が流れているわけでもなく、2度と体内(毛根)から栄養を取り込むことは出来ません。
お肌は、小さな傷などが付いても自己修復していきますが、髪の毛には修復する機能はありません。
毛穴から生えてきた髪は、トリートメントなどでケアしない限り、放っておいても傷んでいくだけということです。
ダメージが進み限界を迎えた髪は、少しの負荷で切れ毛となってしまったり、枝毛になったりしていきます。
こういった部分の髪は、トリートメントではなくヘアカットで取り除くのがベストです。
最近、白髪染めトリートメントやカラートリートメントなどの「髪を染めながらトリートメントできる商品」がありますが、ヘアケアを目的に使うことはお勧めしません。
トリートメント本来の目的を理解して使うべきです。
ダメージの少ないうちからしっかりとケアすることが、キレイな髪をキープするポイント
トリートメントで髪内部に入れた栄養や水分は、いづれまた外に抜け出ていきます。
「外から入れた栄養はまた外へと抜けていく」ということです。そのため、定期的なヘアケアが大切となります。
ダメージが進行し、髪表面のキューティクルの損傷が激しくなると、トリートメントで入れた栄養が外へと流れ出やすい状態になります。
髪は傷めば傷むほど、トリートメントやヘアカラーの色持ちが悪くなるのです。
それなので、ダメージが進行する前からしっかりとヘアケアをしておいた方が、トリートメントの持ちも良くなるし、キレイな髪をキープしやすいのです。
毎日少しのヘアケアでキレイな髪がキープしやすくなります。