頭皮ケアの第一歩となる自宅でのシャンプーの仕方

日々のシャンプーというのは、ご自宅で出来る最も簡単な頭皮ケアです。

ちょっと意識してシャンプーすることで、健康的な頭皮環境の維持につながります。

間違ったシャンプーを続けていては、頭皮環境が悪くなり細毛や薄毛の原因にもなりかねません。

シャンプーは「頭皮環境を整える」ことを目的に、毎回意識してやることが大切です。

髪(白髪)は頭皮から生えてきます。頭皮が健康であることが美しい髪を育むために大切です。

特に肌質と髪質の変化を感じ始める40歳からは、使うシャンプー剤や洗い方を意識してほしいです。
定期的な白髪染めをしている方も多くなってきますので。

シャンプー剤とトリートメントの選び方や、ヘアケアと頭皮ケアの大切さは、こちらの記事をご覧ください。
『【髪と頭皮のケア】自宅でもちょっと意識して実践してほしいポイント』

頭皮ケアに大切なシャンプーの仕方

シャンプーで一番大切なことは、頭皮の汚れを落とし頭皮を清潔に保つこと。
最初のすすぎやシャンプーも髪だけでなく、頭皮からきちんと洗っていきましょう。

シャンプーの流れは、

  1. 髪をとかす
  2. シャンプー前のすすぎ
  3. シャンプー
  4. シャンプー後のすすぎ

毎日、普通にやっていることです。難しいことはありません。ちょっと意識することが増えるくらいです。

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1,シャンプー前に髪をとかしておく

髪をとかしておく

基本的には、目の粗いブラシやコームで毛先からとかしていきます。

「シャンプーする前に面倒臭い…」と感じるかもしれませんが、髪をとかしておくことは、自宅でのシャンプーには重要なことです。特に肩下まで長さがある方。

髪をとかすことは、

  • ホコリや抜け毛をある程度取り除く
  • シャンプー時の髪の絡まりを防ぐ

シャンプー前にブラシで大きなホコリや髪に絡みついている抜け毛などをとりのぞくことで、泡立ちを良くしたり、洗髪時の絡まりを防ぎやすくなります。

濡れてる髪は、乾いている髪に比べて強度も低いのでダメージを受けやすく、絡まりやすい状態です。

髪を濡らす前に、毛先→中間→根元というような順番で、最初は必ず毛先からとかすようにしましょう。
とけないからといって、無理やり力任せにクシをとおすのは絶対にダメです。髪を傷めます。

2,シャンプー前のすすぎで洗う前のベースを作る

髪をとかし終えたら髪を濡らすわけですが、この最初のすすぎも重要です。

髪の毛にワックスなどのスタイリング剤などが付いていなければ、髪に付着しているホコリや脂質などの汚れは、ほぼこのすすぎで落とせると言われています。

すすぎでシャンプー前のベースを作ることがポイントとなります。

お湯の温度は体温よりちょっとだけ高めですすぐ

シャワーの温度は37〜39度くらいで設定しましょう。熱すぎるお湯は、頭皮に負担を掛ける原因にもなるし、髪に必要な油分まで落とし過ぎてしまう恐れがあります。

髪だけでなく地肌もしっかりと濡らす

シャワーを地肌まで

シャワーヘッドを地肌につけて、しっかり濡らしていきます。
このとき、シャワーヘッドで頭皮をこすったりしないよう気をつけてください。

最初のすすぎで地肌までしっかりと濡らし、髪の汚れを落としておくことでシャンプーの泡立ちが良くなります。

ワックスやクリーム、オイルなど油分の強いスタイリング剤が着いている場合は、このすすぎの後にシャンプーを軽く泡立ててから、もう1度すすぐようにしましょう。

3,シャンプー剤をしっかり泡立ててマッサージするように頭皮を洗う

髪をしっかりとすすいだら、シャンプー剤をつけて頭皮を洗っていきます。

シャンプー剤をつけて洗うだけですが、いくつか意識するポイントがあります。

シャンプー剤を付ける前に水気をきる

毛先の余分な水分をきる

特にロングヘアーの方は、毛先の方の水気をある程度きってください。

髪全体の水分量が多すぎると、シャンプー剤が流れていきやすく、泡立ちにくくなりやすいです。

地肌はしっかりと濡れてる必要がありますが、髪は適量の水分がベストです。

キメ細かい泡を立てる

頭頂部から両サイドへ

シャンプー剤を手のひらで少し泡立てたら、髪の毛ではなく地肌につくように意識して、頭頂部から両側、後頭部へと頭全体につけていきます。

そして、頭部で円を描くようにして、しっかりと全体を泡立てます。

泡立てる時は、シャンプー剤と空気を混ぜるようにすると、キメ細かい泡が立ちやすくなります。

キメ細かい泡は、弾力で髪1本1本を包み込み、髪と髪の摩擦を軽減してくれます。

指の腹で地肌をしっかりと洗う

指の腹で洗う

頭皮に傷をつけないように指の腹で洗うよう意識します。指を立ててしまうと、目で見えづらい小さな傷をつけてしまうことがあります。

洗い残しがないようにえり足、耳周りなどもしっかりと洗う。両手の指の腹を使って、いろんな方向からジグザグに動かして毛穴のよごれを落としましょう。

次に頭部全体を両手の指の腹を使って、円を描くようにしてマッサージします。頭皮の緊張をほぐして、血行をよくしましょう。

ロングヘアーの方は、毛先をこする様な洗い方はダメです。地肌をしっかり洗うことで髪の汚れも自然と落とせますので、こすり洗いする必要はありません。

途中、泡立ちが悪くなってきたらシャンプー剤と水分を少し足しましょう。泡がない状態でのシャンプーは、洗い方次第では髪に負担が掛かることもあります。

4,シャンプー後のすすぎが頭皮環境に影響する

シャンプー前のすすぎよりもしっかり流すようにします。シャンプー剤が頭皮に残るとふけ、かゆみのもとになることがあります。

お客様に聞いていても意外と出来ていないのが「シャンプー後のすすぎ」です。

泡がなくなればOK!ではありません。

シャワーヘッドを地肌につけて、しっかりすすいでいきます。片方の手も使って地肌にお湯が届くように髪を掻き分けたりして、ヌルつきがなくなるまで流しましょう。

シャンプーにかけた時間の倍の時間を目安に、しっかりとシャンプー剤を洗い流すよう意識してください。

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【まとめ】頭皮ケアを意識したシャンプーの仕方

普段からしているシャンプーもちょっと意識するだけで、自宅での頭皮ケアになります。

シャンプーする時は、

  • 髪をとかしてホコリや抜け毛を取り除いてから髪をすすぐ
  • お湯の温度は37〜39度くらいで熱すぎるのはNG
  • 地肌までしっかりと濡らすことで泡立ちUP
  • シャンプー剤は空気と混ぜ合わせるようにして泡立てる
  • 頭皮を傷つけないように指の腹で地肌をしっかり洗う
  • シャンプー後のすすぎはシャンプーに掛けた倍の時間すすぐ

を意識しましょう。

また、良く聞かれることですが、

  • 朝シャンより夜シャンが髪と頭皮の健康には最適
  • シャンプー剤はお肌に合うものを
  • ノンシリコンだから良いというわけではない

シャンプーは、朝より夜がオススメです。
シャンプー剤は、髪の仕上がりで選ばず頭皮ケアを目的に選ぶ。
シリコンは悪者というわけではありません。髪質や髪の状態にもよります。

大切なことは、自分のお肌に合うものをベースに考え、髪ではなく頭皮を清潔に保つためにするのがシャンプーということです。

毎日、自宅でやるシャンプーこそが頭皮ケアの第1歩です。

頭皮ケアができたら、次はヘアケアです。

頭皮ケアでもう1つ大切なことが頭部のマッサージです。

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