- 2020.05.14
- 白髪染めのこと
【白髪染めとは?】白髪染メディア
『白髪染め(しらがぞめ)』
ヘアカラーをしている方もしていない方も聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
この『白髪染めとは?』と訊かれたときにどう答えますか?
白髪染めとは?
白髪を染めることを『白髪染め』と考えるのが、言葉としての意味としては正しいと思っています。
しかし、実際は少し違った意味合いで使われていることが当たり前になっています。
白髪染めという言葉は色々な場面で色々な人間が使います。
ただ、その場面ごとでも使う人間によっても白髪染めという言葉が表現しているものが違うと感じています。
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『白髪染め』とは、ヘアカラー剤とメニュー名の2つを指すことが多い
- 白髪を染めるモノ(ヘアカラー剤)を指している時
- 白髪染めという美容室でのメニュー名(施術)を指している時
髪のプロである美容師は、この2つを指して「白髪染め」という言葉を使います。
「白髪染め」というメニュー(施術)を指して使うとき
例えば、美容室のメニュー表に記載されている白髪染め
美容師ではない一般の方にもわかりやすいように「白髪染め」という表記で、黒髪用ヘアカラーと分けていたりします。
他の場面では、お客様からのご予約時に「白髪を染めたいんですけど」というご希望があれば、美容師は
『白髪染めですね?カットもご希望でしょうか?』みたいに1つの施術を指して使ったりします。
- カット+白髪染め
- 白髪染め+トリートメント
- カット+パーマ+白髪染め
というように、ヘアカラーという施術メニューの中で、白髪を染めるヘアカラー技術を白髪染めと使っています。
「白髪染め」というヘアカラー剤のことを指して使うとき
例えば、美容室の現場ではおしゃれ染めと白髪染めを明確に分けていたりします。
美容室のヘアカラー剤を置く棚で、おしゃれ染めヘアカラー剤と白髪染めヘアカラー剤を分けて置いています。
美容室の現場では、おしゃれ染めヘアカラー剤は「ファッションカラー」白髪染めヘアカラー剤は「グレイカラー」と呼んだりします。
白髪染めの施術準備でヘアカラー剤を作ってもらうとき「グレイカラーの〇〇と△△を1:1で80g作ってきてください」とヘアカラー剤自体を指して白髪染めと使ったりします。
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白髪染めヘアカラー剤の中でも1つを指して「白髪染め」と呼ぶことが美容室では一般的
この1つのヘアカラー剤とは「酸化染毛剤」というタイプのヘアカラー剤です。
酸化染毛剤とは、ヘアカラーにおいて最も多く使われるタイプで
- 黒髪を明るくできる
- 明るくなった黒髪を暗くできる
- アッシュ系やピンク系…その他幅広い色味を表現できる
- 白髪を染めることができる
というヘアカラー剤で、市販でも最も種類が豊富で一般的なものです。
先ほど説明した「おしゃれ染めと白髪染め」と呼ばれるヘアカラー剤が酸化染毛剤です。
この酸化染毛剤というヘアカラー剤の中で、
- おしゃれ染め(ファッションカラー)
- 白髪染め(グレイカラー)
と2つに分かれています。
美容師は、この酸化染毛剤の中の白髪専用のヘアカラー剤のことを指して『白髪染め』としています。
酸化染毛剤の白髪染めは、白髪と黒髪を同時に染めて均一な仕上がりにすることを目的につくられているヘアカラー剤なので、白髪専用ヘアカラー剤として白髪染めと呼びます。
美容室では「白髪染め」といえば酸化染毛剤のことだけを指して呼んでいます。
白髪を染めることができるヘアカラー剤は他にもあるが「白髪染め」とは呼んでいない
白髪染めヘアカラー剤にはいくつかタイプがあります。
- 酸化染毛剤
- 酸性染毛料
- HC染料・塩基性染料
- 植物性染料
など、複数の白髪を染めることができるものがあります。
美容室では、その中で「白髪染め」と呼んでいるのは酸化染毛剤だけです。
それ以外は、そのヘアカラー剤の呼称で呼んでいます。
- 酸性染毛料はヘアマニキュア。
- HC染料・塩基性染料はカラートリートメントやカラーバター
- 植物性染料はヘナやインディゴなどの植物
これらでも白髪を染めることができるのですが、白髪染めを目的としたヘアカラー剤ではないので、白髪染めとは呼んでいません。
白髪を染める目的で作られているヘアカラー剤は、酸化染毛剤の白髪染めだけといえるのです。
だから【白髪染め=酸化染毛剤】という認識で、美容室の現場では当たり前のように呼んでいるのです。
白髪を染めることができるもの全てを白髪染めとは呼んでいません。
ただ、白髪を染めることはできるヘアカラー剤には数種類あり、メリット・デメリットが明確にあります。
【まとめ】「白髪染めとは?」の答えは白髪染めメニュー名と白髪染めヘアカラー剤のこと
美容師ではない一般の方には、美容室の現場で使われる時と同じ意味合いで考えてもらうのがよいでしょう。
美容室の予約でお願いするときに
- 白髪染めでお願いします
- カットと白髪染めのリタッチでお願いします
- 白髪染めとトリートメントをお願いします
などのメニュー名(施術)で白髪染めという言葉を使います。
美容師に説明されるときに
- 明るい白髪染めで染めましょう
- 暗めの白髪染めでしっかり染めましょう
- 白髪染めとおしゃれ染めを調合して染めていきますね
などの説明があったら、酸化染毛剤というタイプの白髪染めヘアカラー剤のことを指していると考えてください。
白髪染めとは【メニュー名(施術)の白髪染め】と【酸化染毛剤の白髪染め】の2つを意味していると考えてください。
白髪が生え始めて、白髪染めをしようかお悩みの方はこちらもご覧ください。