美容室によって白髪染めの考え方は違うということは知っておくべき

美容室といっても様々です。また、その中で働く美容師も同じく様々なんです。

白髪染めをしているお客様は美容師ではないので、知らなくても当然なのですが知っておいてほしいことがあります。

それは『どこでも同じではない』ということです。

これは分かっているようで分からないことなので、ここで少しお話ししたいと思います。

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美容室の白髪染めは「どこも同じ」ということは絶対にない

美容室によって考え方は違います。どこも同じ考えで同じことをしているわけではありません。

  • 得意とする技術
  • おすすめのメニュー
  • 技術に対する考え方
  • 施術の進め方
  • 取り扱っている材料
  • サービス

など、お客様からしてみればわかりづらい違いかもしれませんが、全て同じということはありません。

似ているようで全然違っていたりするわけです。

そして、白髪染めという施術に対しての考え方も違います。

白髪染めが得意でおすすめメニューだとしても、どこも同じようにやってくれるとは限らないのです。

美容室・美容師で白髪染めに対する考え方は違います

白髪染め
  • オーガニックでの白髪染めが得意な美容室
  • 明るい白髪染めを得意とする美容室
  • ヘアマニキュアでの白髪染めが得意な美容室
  • 白髪を目立たせないヘアスタイルが得意な美容師
  • 幅広い白髪染めに対応する美容室

など、白髪染めという技術においても各美容室で得意とすることが違ったりします。

得意とすることが違えば、白髪染めで使うヘアカラー剤や施術の仕方が違ってきます。

お客様からすると、美容室のメニューに【白髪染め/グレイカラー】と表記されていたら「白髪を染めてもらうことができる美容室」というように思うはずです。

しかし、少し違ってきます。

白髪染めが得意だから何でもできるわけでもないのです

【白髪染め】というメニューがあっても、どんな白髪染めにも対応しているわけではないということです。

白髪を染めることができるヘアカラー剤にはいくつかタイプがあります。また、そのタイプのヘアカラー剤も作っているメーカーによっても違いはあります。

どこの美容室でもヘナでの白髪染めをするわけではない

ヘナでの白髪染め

植物性染料のヘナでも白髪を染めることができます。

とはいえ、白髪染めを得意とする美容室ならヘナでの白髪染めもやってくれるというわけではないのです。

美容室を利用するお客様からしたら、以前の美容室ではヘナで白髪染めをしていたから、新しく通う美容室でも同じようにヘナで白髪染めしてほしいと考えることがあります。

「白髪染めがおすすめ」という美容室があれば、ヘナもやってもらえるものと思うことは当然かもしれません。

でも、そこの美容室の得意とする白髪染めは「明るい白髪染め」かもしれません。

ヘナでは髪色を明るくすることができません。幅広い色に対応することはできません。

明るい白髪染めを得意とする美容室では『ヘナは取り扱っていない』ということは普通にあることです。

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どこの美容室でも明るい白髪染めをしているわけではない

完全なオーガニックサロン、自然派志向の美容室だと明るい白髪染めに対応できないこともあるかもしれません。

  • 髪を傷ませない
  • 肌に優しく
  • 環境にも影響がない

などをコンセプトにしていれば、髪を明るくするということはオススメしていないかもしれません。

明るい白髪染めもいろいろですが、明るくするには脱色作用が必要となるため、髪の負担(ダメージ)がゼロというわけにはいきません。

脱色作用には、肌への刺激も個人差ありますがゼロではありません。

このタイプのヘアカラーは化学染料ですから、オーガニックサロンでは取り扱いがあったとしても、最低限のラインナップしか取り揃えていないこともあります。

どこの美容室でもヘアマニキュアでの白髪染めを得意としているわけではない

ヘアマニキュアでも白髪染めをすることができます。

とはいえ、ヘアマニキュアでできる白髪染めの仕上がりにも限界があります。それに白髪の生え方や量が仕上がりに大きく関係してきます。

髪にも肌にも優しいヘアマニキュアではありますが、どこの美容室でもこのヘアマニキュアでの白髪染めを得意としているわけではありません。

白髪染めはするけどヘアマニキュアでの白髪染めはオススメしていないという美容室もあります。

こういった場合もヘアマニキュアの取り扱いは最低限で、あまり多くの色を揃えていないこともあるわけです。

どこの美容室でもアレルギー対応の白髪染めをしているわけではない

化学染料の白髪染めにはアレルギーのリスクがあります。

稀に白髪染めでアレルギーが発症する方もいます。

1度でも化学染料にアレルギーが出てしまったら、2度と同じ白髪染めヘアカラー剤での施術はできません。

アレルギー対応の白髪染めには、仕上がりや色持ちにいろいろと制限があります。
(施術の仕方次第である程度はカバーできますが)

また、施術においてもとてもデリケートに進める必要があります。

そのため、どこの美容室でも対応しているというわけでもないのです。

もとからのお客様の中にも今までは問題なかったが、このアレルギーが出てしまうということもあるので、少しは対応できる白髪染めを用意している美容室もあります。

しかし、アレルギー対応できる白髪染めヘアカラー剤の色数は少ないかもしれません。

白髪染めは最低限の用意しかしていない美容室もある

白髪染めもおしゃれ染めもするし、パーマやトリートメントもするし、幅広いご要望にお応えできるようにしているという美容室がほとんどです。

というよりも、美容室とはこのようなタイプであることが基本だったりします。

ただ、ご利用くださるお客様の層が若い世代がメインの場合、白髪染めはベーシックなものだけを揃えておくという美容室もあります。

白髪染めの需要が少ない美容室です。

白髪染め専門店だからといって全ての白髪染めに対応できるわけでもない

『白髪染め専門店』このように打ち出している美容室もあります。

しかし、専門店だから白髪染めなら何でも対応してくれるというわけではないのです。

お客様からしたら

  • 「白髪染め専門なのにアレルギー対応はしてくれないの?」
  • 「ヘナは取り扱ってないの?」

などと思うかもしれません。

全ての美容室が同じではなく、白髪染めを得意としていてもその中でタイプも様々です

白髪染めにも色々ある

カットが得意な美容師でも、

  • ロングが得意
  • ボブが得意
  • ショートが得意
  • メンズが得意

というものがあるのと同じで、白髪染めの中でも様々あるわけです。

白髪でお悩みのお客様からしたら混乱してしまうかもしれませんね。でも、こういったことは美容室それぞれに考え方やコンセプトがあるので仕方がないのです。

それなので、もし次のようなことが当てはまる方は、必ず利用しようと考えている美容室に事前に問い合わせてみることをオススメします。

次の美容室でも

  • ヘナで白髪染めしたい
  • ヘアマニキュアで白髪染めしたい
  • アレルギーがあっても白髪染めしたい

など、他にもあるかもしれませんが確認してみることが大切です。

ただ、白髪染めの仕上がりへのご希望というのは個人差があります。

それに白髪の量、生え方、髪質、髪の施術履歴なども全く同じという方はいません。

お客様からのお問い合わせに対してお答えできることにはどうしても限りがあり、実際にご来店していただかないとわからないこともあります。

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